イングランドサッカー協会(FA)が差別行為を厳罰化する。
これまで悪質な違反行為(民族的出自、肌の色、人種、国籍、宗教、性別、ジェンダー、性別適合、性的指向、または障害への明示的または暗示的な言及を含むあらゆる不正行為と定義される)に対して、6試合から12試合の出場停止処分が勧告されてきたプレミアリーグ。
新シーズン開幕が控えるなか、FAは「差別のない試合を実現することに尽力している」としつつ、「近年、大きな進歩が見られたものの、差別的な行為は依然として競技全体における課題となっている」として厳罰化を推進する。
「このような忌まわしい行為に対処するためには、より強力な措置が必要であり、イングランドサッカー協会(FA)の改訂された制裁ガイドラインでは、このような状況下では、規制委員会が少なくとも10試合の出場停止処分を科すことが義務付けられる」
なお、重大な加重事由が存在する場合は10試合以上の出場停止処分が科される可能性がある一方、軽減事由があり、かつ本人が速やかに違反を認めた場合は、より軽い処分となる可能性もあるようだ。
このような場合、最低でも6試合の出場停止処分が科せられるが、より軽い処分が科せられる可能性があるのは、重大な違反が書面によるものだけであった場合のみ。一方、選手または関係者が2度目の重大な違反行為を犯した場合、1度目の違反よりも厳しい制裁が科されることになるという。
今夏に北中米で開催されたFIFAワールドカップ(W杯)2026でも、口元を隠す行為が処分対象になるなど、差別への対策が進んでいるサッカー界。
プレミアリーグはその先陣を切って、厳格に対応していく。
筆者:本田建(編集部)
画像提供:Getty Images
