8月7日の新シーズン開幕を見据えるFC東京と、2年ぶりの日本ツアーが実現したボルシア・ドルトムントがMUFGスタジアム(国立競技場)で対戦した。

雷警報の発令に伴い、試合が中断するアクシデントに見舞われ前半戦はスコアレスドローで終えたが、後半9分にファビオ・シルバ選手のゴールが決まり、ドルトムントが先制すると、このリードを守り切りドルトムントが1対0で勝利。

セレッソ大阪戦で黒星を喫したドイツブンデスリーガの強豪は、その実力を示して日本ツアーを終えた。

ジョーブ・ベリンガム、バイアーらが先発 山本はベンチスタート

画像1: (C)Tomo Sodeyama

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ドルトムントは、フェリックス・ヌメチャ選手 、マクシミリアン・バイアー選手らドイツ代表メンバーや、イングランド代表での活躍が記憶に新しいジュード・ベリンガム選手(レアル・マドリード)の実弟にあたるジョーブ・ベリンガム選手らが先発メンバーに名を連ね、多くの視線が注がれる中で試合に臨んだ。

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ボルシア・ドルトムント・先発メンバー

GK:30 パトリック ドリュース 
DF: 3 ヴァルデマール・ アントン 24 ダニエル・スヴェンソン49 ルカ ・レッジャーニ52 ロメオ・リッター
MF:7 ジョーブ・ベリンガム 8 フェリックス・ヌメチャ 14 マクシミリアン・バイアー 17 カーニー・チュクエメカ 40 サムエレ ・イナシオ
FW:21 ファビオ・シルヴァ

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FC東京・先発メンバー
GK: 81 キム・スンギュ
DF :2 室屋 成 4 稲村 隼翔 24 アレクサンダー ショルツ 42 橋本 健人
MF:8 高 宇洋 10 佐藤 恵允 18 橋本 拳人 19 本間 至恩
FW:9 マルセロ・ ヒアン 26 長倉 幹樹

豪雨や雷による中断も、波乱の前半戦はスコアレスドロー

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7月29日のC大阪戦に敗れ、日本での連敗は何としても避けたいドルトムントは、前半から主導権を握り、優位に試合を進めた。

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ドルトムントは、FC東京陣に攻め込んだ流れから前半6分に右サイド相手陣深くでFKを獲得。スヴェンソンのクロスから得点を狙うも、ここはGKにパンチングでクリアされ、得点には至らず。

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試合はこの後、雷警報の発令に伴い、前半32分に試合が中断するアクシデントに見舞われたが、その後試合は再開。前半43分にはバイアーがペナルティエリア内に抜け出してシュートを放つも、キムスンギュに防がれ、0対0のスコアレスドローで前半戦を終えた。

画像: (C)Tomo Sodeyama 豪雨が降りしきる中、ボールを運ぶジョーブ・ベリンガム選手

(C)Tomo Sodeyama 豪雨が降りしきる中、ボールを運ぶジョーブ・ベリンガム選手

山本天翔「妥協せずに毎日取り組んでいけば、きっとできると信じている」

画像: (C)Tomo Sodeyama 右足を押さえて倒れ込むチュクエメカ選手

(C)Tomo Sodeyama 右足を押さえて倒れ込むチュクエメカ選手

前半8分にチュクエメカ選手が右足を押さえて倒れ込むと、ガンバ大阪から期限付き移籍で加入した18歳のMF山本天翔(たかと)選手にウォームアップの指示が。

画像: (C)Tomo Sodeyama ベンチスタートとなった山本天翔選手(右から2人目)

(C)Tomo Sodeyama ベンチスタートとなった山本天翔選手(右から2人目)

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(C)Tomo Sodeyama

チュクエメカ選手に代わり、前半23分から途中出場した山本選手は、前線の右シャドーを任されて、後半24分までプレー。

ガンバ大阪ではボランチとしてプレーしていたことに話題が及ぶと「どこで出ても結果を出せる選手にならないと、トップトップでは通用しないと思う。(遠征に参加した)経験は次のステージでもプラスになると思う。自分を信じ、妥協せずに毎日取り組んでいけば、きっとできると信じています」と、新たな環境での飛躍を誓った。

息をするのも難しいくらいの感覚を味わった

画像: (C)Tomo Sodeyama 先制点を決めたファビオ・シルバ選手

(C)Tomo Sodeyama 先制点を決めたファビオ・シルバ選手

後半戦は、先発メンバー9名を交代(※親善試合の特別ルール)。その後も両チームがベンチメンバーを入れ替えながら、試合は進んだ。

ドルトムントは後半9分、右サイドからのクロスを頭で収めたファビオ・シルバ選手が、体勢を反転させながら放ったシュートが決まり、1対0とリードを奪う。

画像8: (C)Tomo Sodeyama

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「ゴールを決められて嬉しいですが、一番大事なのはチームが勝つこと。特にドルトムントみたいなクラブは、勝利へのメンタリティが必要ですから。気温や湿度も高く、雨が降りしきる中での本当に難しい試合でした。スパイクの中にも雨水が入り、重さを感じながらのプレーでしたし、暑さと湿度で息をするのも難しいくらいの感覚を味わいました。とはいえ、ドイツでもたくさん雨が降りますから、今日のような環境で、ビルドアップを経験ができて本当に良かったです。皆さんが親切にしてくださる日本もすごく好きなので、本当にここに来られて嬉しかったです。 日本の皆さんも、ぜひ一度ドイツに来てくれたらなと思います」と、ファビオ・シルバ選手はゴールを振り返った。

画像: (C)Tomo Sodeyama ゴールを祝福するドルトムントの選手たち

(C)Tomo Sodeyama ゴールを祝福するドルトムントの選手たち

画像: (C)JUN.S  FC東京の松橋力蔵監督と握手をするボルシア・ドルトムントのニコ・コヴァチ監督

(C)JUN.S  FC東京の松橋力蔵監督と握手をするボルシア・ドルトムントのニコ・コヴァチ監督

試合はファビオ・シルバ選手のゴールを守り抜いたドルトムントが、1対0で勝利。

試合を終えたドルトムントのニコ・コヴァチ監督は、「まずはこのような試合ができたこと。とても素晴らしい日本で、試合ができたこと。豪雨が降りしきり、蒸し暑さもある。とても難しい環境下でのゲームでしたが、良い試合ができたことを本当に嬉しく思います、今季も各国の代表に選ばれるような新たな新戦力が加わり、少なくとも昨年と同等以上の成績を残したいと思っていますが、それ以上の成績が残せるように皆さん声援を送ってください。お願いします」と、試合を総括。約3週間後に迫った新シーズンを早くも見据えていた。

取材:JUN.S
写真:Tomo Sodeyama

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