いまや日本代表の頼れるエースストライカーになった上田綺世。

身長は182センチと並外れた長身ではないものの、日本人離れしたフィジカルと高い得点感覚を併せ持つ。

法政大学から鹿島アントラーズ入りすると、2022年からは海外で活躍。昨季はオランダの名門フェイエノールトで25ゴールを叩き出して得点王に輝いた。

ベルギー時代の上田は、スペースに抜け出して、GKとの1vs1からゴールを奪うケースも多かったが、そこにはある極意が隠されていたようだ。

テレビ朝日系の『GET SPORTS』に出演した日本代表招集経験のある元GKの南雄太さんが、対戦していて嫌なFWを語るなかで、こんな話をしていたのだ。

「ボールの置きどころ。置きどころで対応がものすごく変わるので。

(ボールを)真正面に置いていると蹴れる範囲がちょっと狭まってくるんですけど、それをわざと両方蹴れる位置に常に置いてくる人は嫌ですね。

僕は直接対戦経験はないんですけど、受けたGKと話した時に言っていたのが…

上田綺世選手が1vs1になると、彼はわざと横にドリブルをする。

横にドリブルされると、GKって(サイド)ステップを必ず踏むわけですよ。

(それによって)股が必ず開く瞬間があるんですよ、どんな動きでも。(股を)閉じたままは動けない。

そのステップで(股が)開いている間に、ポンって股を狙ってくるって言ってましたね」

南さんによれば、GKは1vs1の状況になった際にシュートを打たれるわずかな時間で相手選手とかなりの駆け引きをしているという。

上田は、そうした局面でGKが股を開かざるを得ない状況を誘発しつつ、股抜きシュートでゴールを奪うという高等技術を持っているとのこと。

筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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