日本代表としてワールドカップに出場した塩貝健人。
慶応義塾大学を休学中の塩貝は、21歳の快足アタッカーだ。
横浜F・マリノスへの特別指定を経て、オランダ1部NECでスーパーサブとしてブレイクすると、今年1月にドイツ1部ヴォルフスブルクに引き抜かれた。
だが、ヴォルフスブルクは入れ替えプレーオフの末に2部降格が決定。
塩貝は、8日に行われたカイザースラウテルンとの2部開幕戦に後半23分から途中出場した。
ヴォルフスブルクはボール保持率63%、シュート19本と押し込むも得点を奪えず、0-0のスコアレスドローで終了。
『Süddeutsche Zeitung』は、塩貝についてこう伝えていた。
「ヴォルフスブルクが1部残留のために獲得した補強選手たちは、2部開幕戦でベンチを温めることとなった。
冬の移籍市場で、FW塩貝とDFジョナス・アジェテイにそれぞれ1000万ユーロ(約18.2億円)を投じ、降格回避の切り札となることを期待していた。
しかし、2人とも解決策の一端となることはなく、むしろ問題の一因となる傾向さえあった。
いずれにせよ、ヴォルフスブルクに好意的ではない人々は、この『企業チーム』を嘲笑する新たな機会を得た。
『はは!2000万ユーロだって! 対戦相手のカイザースラウテルンの全選手を揃えるのにかかった費用よりも多いだろうな』
開幕戦でヴォルフスブルクのトビアス・シュトロブル監督は、選手層の厚いベンチからピッチへ『生きたメッセージ』を数人送り出した。1000万ユーロの男、塩貝もそのひとりだった」
塩貝が昨季後半戦でヴォルフスブルクを救うような活躍ができなかったのは確かだが、チーム状況が悪すぎたことも要因であるはず。
ドイツ1部ハンブルガーSVへの移籍も噂されている塩貝が、このまま2部でプレーすることになるのか、去就が注目される。
なお、ヴォルフスブルク市は、1930年代にフォルクスワーゲン工場の労働者を受け入れるための都市として誕生。ヴォルフスブルクは、かつて長谷部誠氏や大久保嘉人氏もプレーしたことがあるが、もともとはフォルクスワーゲン従業員のためのクラブだった。
筆者:井上大輔(編集部)
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