アメリカの世界的なスポーツマーケティング企業IMGは12日、日本のJリーグが同社とグローバルスポンサー戦略および営業面で連携すると発表した。
今回のパートナーシップでは、Jリーグの国際的な商業成長を後押しし、海外の新たなブランドとのスポンサー契約創出や、世界規模でのファン層拡大につなげることを目指す。
Jリーグはこれまで10年以上にわたってアジアでの存在感を高めてきたが、今後はその活動をアジア以外の世界市場にも広げる方針。IMGはJリーグの新たなグローバルブランド構造について助言するとともに、スポンサー候補となる新カテゴリーの開拓や、海外企業との商業パートナーシップの創出を担う。
野々村芳和チェアマンは「IMGの深い専門知識とJリーグを組み合わせることで、パートナーとリーグに意味のある機会を生み出せる」と期待を示した。
IMGは1960年創業で、現在はスポーツ、イベント、メディア、ファッションなど幅広い分野で事業を展開するグローバル企業。30か国以上に拠点を持ち、スポーツ団体やリーグ、チームなどに対して、スポンサーシップ、ブランド戦略、メディア権利、コンテンツ制作、イベント運営などのサービスを提供している。
日本法人によれば、スポーツ関連では200以上のクライアントを対象に放映権の交渉・番組制作・配給なども手掛けている。
サッカー領域での実績も豊富で、現在はCONMEBOLの「コパ・リベルタドーレス」や「コパ・スダメリカーナ」、インテル・ミラノ、メキシコのチバス、リーグスカップ、ドイツサッカー連盟(DFB)、アルゼンチンサッカー協会(AFA)のほか、FIFAのスポンサーセールスも手掛ける。
実際、AFAとは2024年からアジア太平洋地域の独占スポンサーシップ代理店契約を結び、39か国・地域で商業機会の拡大を支援してきた。
今回の協業では、こうしたIMGの国際的なネットワークとサッカー分野の知見をJリーグの強みと掛け合わせる。
IMGのアドルフォ・バラ氏は、Jリーグについて「本物らしさ、コミュニティ、長期的なビジョン、卓越性」といった世界的なサッカープラットフォームとしての魅力を持つと評価。日本の選手やクラブ、サッカーを取り巻くエコシステムへの世界的な関心も高まっているとし、今後の成長に期待を寄せている。
アジアで築いてきた基盤を足掛かりに、Jリーグが世界のブランドから新たな商業的価値を見いだされるリーグへ進化できるか、今回のIMGとの連携はその試金石となりそうだ。
筆者:奥崎覚(編集部)
試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。
画像提供:Getty Images



