日本サッカー協会(JFA)は14日、「JFA成長戦略2026-2031~サッカーで未来をつくる~」における「女子サッカーの拡大」の実現に向け、「女子全体戦略」を策定したと発表した。

2026年から2031年を対象とする成長戦略では、「競技面での成果」「女子サッカーの拡大」「社会的価値の創出」をBIG GOALに設定。今回の女子全体戦略では、競技力向上と普及・ファン拡大を両輪に、サッカー界全体で女子サッカーの価値を高めることを目指す。

戦略では「競技成績の向上と女子サッカーの価値向上の両輪に関わる人を増やし、欧米先進国に比肩する高成長市場へ到達する」ことをVISION(目指す姿)に掲げた。

具体的なKGI(目標設定)として、AFC女子アジアカップ、FIFA女子ワールドカップ、オリンピックなど主要国際大会での優勝、女子サッカー関連人口の2倍化、女子サッカー推奨度の10ポイント向上を設定している。

その実現に向けたKSF(重要成功要因)は、「リーグ・育成年代の活躍」「する人の増加」「女子・女性の憧れの獲得」「商業価値の向上」「機会創出と環境整備」の5項目。選手だけでなく、指導者、審判、観客、ファン、スポンサーなど、女子サッカーに関わる人を幅広く増やすことを重視する。

宮本恒靖JFA会長は、欧州や北米などで女子リーグのプロ化や育成年代への投資が進む現状を踏まえ、「日本も立ち止まってはいられない」と強調。2011年の女子W杯優勝やWEリーグ開幕によって環境は前進した一方、地域のプレー環境や女性指導者・審判などには課題が残ると指摘し、代表強化だけでなく普及、育成、リーグ、ファン、パートナーまでを一つの流れとして捉える必要性を訴えた。

また、元なでしこジャパンの澤穂希氏も、かつて女子がサッカーを続けること自体が当たり前ではなかった自身の経験を振り返り、「女子だからできない、諦める」のではなく、未来の子どもたちが自由に挑戦できる環境を広げることの重要性を強調。JFAは『覚悟を胸に、ともに挑む。次のステージへ。』を掲げ、女子サッカーのさらなる成長をサッカー界全体で目指していく。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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