先日までザグレブで行われていたヨーロッパ体操競技選手権。
イタリアの女子体操選手マニーラ・エスポージトは、床で金メダル、平均台と団体で銀メダルを獲得した。
19歳の彼女は、パリオリンピックでも銀メダルと銅メダルを獲得し、ヨーロッパ有数の体操選手として活躍してきた。
4歳から体操を始めたエリートだが、最近はその体型を揶揄されることが多くなっている。
『ANSA』によれば、エスポージトは、ヨーロッパ体操競技選手権で3つのメダルを勝ち取った後にこう話したそう。
「そうした投稿を見ていい気分はしなかったけれど、気にしないことにした。
投稿者にわざわざ言葉で反論して満足させるようなことはせずに競技の場で応えた。それが最善の反応だったと思う。
自分自身に満足しているし、こうした結果を残せているのは、この体型のおかげ。
不当で理不尽な行為は、私にはそれほど影響しない。でも、外見だけで標的にされてしまう、もっと繊細な少女や少年を深く傷つける可能性がある。
人にはそれぞれの体型がある。誰もが画一的な美や身体の典型に当てはまることなどありえない。
また、匿名性を盾に他人を傷つけることも許されるべきではないし、もはや容認されるべきではない。
結果を残せたことで、すべてを過去のものとして乗り越えることができた。
アスリート同士でもあまり話題にしなかったけれど、多くの人が議論を避けたがるデリケートな問題」
イタリア体操連盟会長も「ボディ・シェイミングという下品な話だ。マニーラは並外れた体操選手。悪名高いネット上の野次馬どもは、あまりに野放しにされており、その行動に対して決して責任を問われることがない。若い少女たちに与える害を自覚していない、こうした不寛容な人間を止める方法を見つけなければならない」と憤っていた。
筆者:井上大輔(編集部)
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