日本代表が11月にブラジル代表と再戦することが決まり、韓国でもその動向が注目されている。
韓国メディア『MHN Sports』は3日、「日本、11月ブラジルとAマッチ確定……では韓国は?」と報じ、2025年に続いてブラジルが日本と対戦する一方、今回は韓国がその相手に選ばれなかった点を取り上げた。
日本は11月14日(土)、シンガポールでブラジルと対戦する。「MIZUHO BLUE CHALLENGE THE KALLANG FOOTBALL SERIES SINGAPORE」と題された4カ国対抗戦で、日本は17日(火)にパラグアイとも対戦予定だ。
韓国メディアが今回比較したのが、2025年10月のブラジルによるアジア遠征だ。ブラジルは当時、ソウルで韓国を5-0で下した後、東京へ移動して日本と対戦。日本には2-3で敗れていた。
2022年にもブラジルは韓国戦に続いて日本戦を行っており、韓国では「ブラジルのアジア2連戦に日本と韓国が組み込まれる」という構図が定着していた。
そのため今回、日本が再びブラジルとの対戦を確保した一方、韓国は11月の対戦相手に含まれなかったことに、韓国メディアは強い関心を示している。
背景には、今夏のFIFAワールドカップ2026でグループステージ敗退を喫した韓国代表が、新たなスタートを切ったばかりという事情もありそうだ。
韓国サッカー協会(KFA)は9月1日、スペイン人のロベルト・モレノ氏がA代表の暫定監督に就任。11月27日までの契約で、9~11月に予定される6試合を指揮することになった。6試合でのパフォーマンス次第では、来年1月のアジアカップまで続投する可能性も残されている。
モレノ監督にとって最初の試金石は、9月24日のエクアドル戦と28日のウルグアイ戦。さらに10月にはベネズエラ、ウズベキスタンとの対戦が予定されている。つまり韓国は、11月を含めた6試合を通じて新体制の戦術や選手選考を見極める段階にある。
韓国では、世界的な強豪ブラジルとの試合が新体制の現在地を測る機会になり得ただけに、日本がその舞台を得たことを惜しむ声も出ている。
実際、『MHN Sports』も「ブラジルのような世界最強クラスのチームはAマッチで簡単に対戦できる相手ではない」と指摘。とりわけ新たに就任したモレノ監督が9、10月の4試合を経た後、強豪国を相手にどのようなサッカーを見せるのか確認できる機会だったとしている。
日本がブラジル、パラグアイという南米強豪と対戦する一方、韓国は同じ11月にモレノ体制の確立とアジアカップに向けたチーム作りを優先する――。
記事の中で「韓国の立場からすれば、物足りなさが残る」と率直に綴られた今回のブラジル戦決定は、日韓両代表が置かれている立場や強化方針の違いを浮き彫りにするニュースともなった。
筆者:奥崎覚(編集部)
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