日本代表経験がある藤田譲瑠チマ、安藤智哉、原大智の3人が所属するザンクト・パウリは、昨季のブンデスリーガで最下位になり、2部降格となった。
24歳の藤田は卓越したパスセンスを持つMF。20歳の若さで日本代表デビューを果たした逸材だが、ワールドカップメンバーからは無念の落選となった。
今夏の移籍も実現せずに2部でプレーすることになったが、厳しい状況に陥ってしまった。
開幕から2試合は先発起用されていたが、この2試合は控えに降格すると全く起用されていない。
『MOPO』によれば、藤田は1000万ユーロ(約18.1億円)とチームで断トツの市場価値を誇るものの、ピッチ上ではMVPと呼べるような存在からは程遠い状態にあるとのこと。
今季からチームを率いるマルセル・ラップ監督は、藤田の起用法についてこう説明していたという。
「パフォーマンスに基づいて、最高の11人を起用した。2人の守備的MFが好調なので、入れ替える理由はなかった。
譲瑠が構想外になったわけでは全くない。
彼が不機嫌だったり、手を抜いたりしている様子はない。譲瑠が悪い態度でうろついているのを見たこともない。
以前がどうだったかは分からないが、活力もあるし、プレーへの意欲もある。(単純に)普段のレベルのプレーができていない。
(移籍が実現せず)彼のプランを考えれば、鋭さが欠けていたのは人間として当然のこと。
いずれにせよ、彼のパフォーマンスは、期待していたものとは程遠かった。それは率直に言わざるを得ない。
今はすべてが明確になった。これをどう活かすかは彼次第。我々は彼を全面的にサポートする」
現地では、移籍できなかったことがメンタルに影響していたとも指摘されている。
なお、47歳のラップ監督は、ホルシュタイン・キール時代に町野修斗(現ボルシアMG)を指導したこともある人物だ。
筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images



