アイリスオーヤマは15日、2026年4月に供用を開始した名古屋市の「パロマ瑞穂スタジアム」に、一般席やグループシート、ボックスシート、スペシャルシートなど計2万8878席を納入したと発表した。
同スタジアムは、9月19日(土)に開幕する第20回アジア競技大会および第5回アジアパラ競技大会のメイン会場となる。
今回の観客席は、約3万席規模のスタジアムで収容力と快適性を両立させることを意識して設計。一般席には全席に点字の座席番号を設けるほか、列番号を視認しやすい表記プレートとするなど、国際大会で幅広い利用者が訪れることを想定したユニバーサルデザインを採用している。

最大5人で利用できるグループシートには木調素材を取り入れ、観戦者同士が交流しやすい空間も演出した。
中でも特徴的なのが、トヨタ紡織と共同開発したスペシャルシートだ。背座ヒーターを搭載し、競技観戦時の姿勢や視点の高さ、頭部の角度などを考慮して形状や硬さを最適化している。

さらに、アイリスオーヤマが収納用品メーカーとして培った知見から、シート下の収納スペースを最大化できる脚部を設計。撥水性の高い素材や排水性を高める構造も採用し、季節や天候を問わず快適な観戦環境を目指している。
同社は人工芝やLED照明、LEDビジョン、観客席などを対象に、設計から導入後のアフターフォローまで手掛けるスポーツ施設事業を展開。これまでにも「国立競技場」や「エディオンピースウイング広島」、「楽天モバイルパーク宮城」、「味の素スタジアム」、「鹿島アントラーズアカデミーフィールド」、「松島フットボールセンター」など、幅広いスポーツ施設への納入実績を持つ。
パロマ瑞穂スタジアムでは、単に多数の座席を整備するだけでなく、観戦者の安全性や快適性、アクセシビリティまで考慮した設備を導入。アジア競技大会」のメイン会場 名古屋市「パロマ瑞穂スタジアム」アイリスオーヤマは今後も、自社製品を活用してスポーツ産業の振興と地域課題の解決に取り組むとしている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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