ヴィクトリア・スタジアム

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場所:ジブラルタル(旧スタジアム・解体工事中)
見上げれば巨大な岩山、振り返れば飛行機が離着陸する滑走路。そんな環境に建っていたのが、ジブラルタルのヴィクトリア・スタジアムだ。
ジブラルタルはイベリア半島南端に位置するイギリスの海外領土で、スペインと国境を接し、地中海と大西洋を結ぶ海峡に面している。象徴は標高426メートルの石灰岩「ジブラルタルの岩山」。海沿いの街から突然そそり立つ姿は、この地域を代表する景観だ。
ヴィクトリア・スタジアムは、その岩山の麓にあった。南を向けば岩山が視界いっぱいに広がり、北側にはジブラルタル国際空港の滑走路があった。また、小さな地域のため、国内リーグでは多くのクラブがこのスタジアムを共用していた。
ただ、2013年のUEFA加盟で代表の国際大会参加が本格化したため、ヴィクトリア・スタジアムは設備基準を満たすのが難しくなってしまった。ジブラルタルサッカー協会はUEFAのカテゴリー4基準を満たす施設の整備を打ち出し、2026年2月には旧メインスタンドなどの本格的な解体が始まった。残念ながらすでにこの光景を見ることはできなくなっている。
ケープタウン・スタジアム

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場所:南アフリカ/ケープタウン
2010年南アフリカワールドカップのために建てられたケープタウン・スタジアムだ。大会時には約6万4000人を収容した、世界大会仕様の巨大な競技場である。
白いリング状の屋根が全体を覆い、中央には楕円形の開口部。周囲には緑豊かな公園が整備され、すぐ近くには大西洋が広がる。そして背後にそびえるのが、ケープタウンの象徴テーブルマウンテンだ。頂上が平らなことからその名が付いた山の輪郭を、スタジアムの屋根越しに眺められる。
サッカーの歴史の上でも重要な場所である。2010年大会ではグループステージから準決勝まで8試合が開催された。イングランドがアルジェリアと0-0で引き分けた試合、ポルトガルが北朝鮮を7-0で圧倒した試合もここだった。準々決勝では、ドイツがリオネル・メッシ擁するアルゼンチンを4-0で粉砕。若きトーマス・ミュラーやメスト・エジルの台頭を印象づけた一戦として知られる。
準決勝では、ディエゴ・フォルランやルイス・スアレスを擁するウルグアイと、ウェスレイ・スナイデルやアリエン・ロッベンを中心とするオランダが激突。5ゴールが生まれた一戦をオランダが3-2で制し、32年ぶりの決勝進出を決めた。
※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。
筆者:石井彰(編集部)
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