ラグビー・リーグワンの東芝ブレイブルーパス東京は28日、2026-27シーズンからチーム名称を「東芝ブレイブルーパス武蔵」に変更すると発表した。

略称もこれまでの「BL東京」から「B武蔵」へ変更。新名称は10月1日から使用され、チームエンブレムとロゴのデザインは変更しない。

今回の改称には、クラブと地域との結びつきをより明確にする狙いがある。これまで府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとしてきた同クラブは、今季から神奈川県川崎市を新たに加えた。

「武蔵」は、飛鳥時代から明治時代初期まで存在した「武蔵國」に由来する名称で、武蔵國の国府が置かれたのが現在の府中市だったことも背景にある。

川崎市との関係強化は、8月31日に行われた4者による連携協定にも表れている。

東芝ブレイブルーパス東京、川崎市、神奈川県ラグビーフットボール協会、川崎市ラグビーフットボール協会は、ラグビーを通じたスポーツ振興や地域経済の活性化、青少年の健全育成などで連携。川崎市によると、東芝の本社機能が2025年8月に川崎市内へ移転したことも、ホストエリア追加の契機となった。

また、クラブの原点は1948年創部の「東芝府中ラグビー部」にあり、2027年には創部80周年を迎える。

薫田真広代表取締役社長兼GMは、名称変更について「クラブの歴史や伝統を変えるものではない」とした上で、原点である府中への敬意と、次の時代へ挑戦する決意を表明。「武蔵」に地域の歴史や文化、未来への可能性を込めたとしている。

なお、これまでの「BL東京」という略称は、同じリーグワンで「BR東京」を略称として使用するリコーブラックラムズ東京と頭文字が近く、両チームを区別する際に紛らわしさもあった。

2023-24、2024-25シーズンにディビジョン1連覇を達成している東芝ブレイブルーパス東京。今回のチーム名称変更は、地域性を前面に出すだけでなく、リーグワンを代表するクラブとして独自のブランドをより明確にする動きともなりそうだ。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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