ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドが9月30日、デンマークで行われていた代表合宿から途中離脱した。

翌10月1日にデンマークとのUEFAネーションズリーグを控えるなか、ジェルジュ・ジェズス監督の会見直後に決断を明らかにしており、長年ポルトガル代表をけん引してきたスターをめぐる緊張が一気に表面化している。

ロナウドは自身のSNSに以下のメッセージを投稿した。

「代表監督の記者会見を受け、ポルトガルサッカー連盟会長との会話を経て、代表チームの合宿を離れる決断をしました。

時が来れば、私が常に全力を尽くしてきた代表チームを離れることになった理由について、すべてのポルトガル人に真実をお話しします。

今は、ポルトガルと、例外なくすべてのチームメートに幸運を祈る時です」

この投稿に先立ち、ジェズス監督はデンマーク戦の前日会見でロナウドについて説明していた。監督は「ロナウドが主役ではない」と強調し、選手は誰も自身の采配を変えられないという趣旨の発言を繰り返した。

また、ロナウドが前日の練習を拒否したとの見方については否定し、「彼は何も拒否していない」と説明。さらにデンマーク戦では「通常通りならゴンサロ・ラモスがプレーする」と明言した。

今回の問題の発端とされるのが、9月27日のノルウェー戦だ。ロナウドはベンチ入りしたものの最後まで出場せず、ポルトガルは2-1で勝利。ジェズス監督はその後、ロナウドが出場しなかったことに「怒っていた」と認めている。

ロナウドはその後の練習でもチームとは別にジムで調整していたと報じられた。

そして30日、会見でジェズス監督がロナウドをデンマーク戦の先発から外すことを示唆した直後、ロナウドは練習を行わず、コペンハーゲンのパルケン・スタジアムを離れたという。

その後、ポルトガルサッカー連盟(FPF)はロナウドが合宿を離れたことを公式に確認。理由については説明せず、残る24選手で予定通り準備を続けるとした。

一方、ロナウドは今回の投稿で代表引退を明言してはいない。ただ「時が来れば真実を話す」としたことで、今後の代表での活動をめぐって大きな注目が集まることは必至だ。

ポルトガル代表史上最多の234試合出場、146得点を誇る41歳のスーパースターと、ワールドカップ後に就任したジェズス監督。新体制が始まったばかりのポルトガル代表で、両者の関係が今後どうなるのか、世界中から視線が注がれている。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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