マンチェスター・シティを10年間率いたジョゼップ・グアルディオラ前監督が、古巣を巡る財務規則違反の問題について声明を発表した。
プレミアリーグの独立委員会は、マンチェスター・シティについて、2009-10シーズンから2017-18シーズンまでの9年間にわたる重大な財務規則違反に関するすべての訴えで違反を認定したと発表。また、調査への協力義務を巡る訴えについても、4件のうち3件で違反が認められた。
『Reuters』などのレポートによれば、従来「115件」と総称されてきた一連の案件のうち、114件で違反が認定されたとのことだ。
独立委員会は、シティが複数の商業パートナーとの契約で実態と異なる内容を用いて収入を人為的に膨らませ、実際の財務状況を監査人やサッカー協会に正しく示さなかったと認定。その結果、プレミアリーグとUEFAの支出規制にも大幅に違反していたとしている。
この期間の途中、2016年からチームを率いていたのがグアルディオラだった。今夏に10年間の監督生活を終え、エンツォ・マレスカ監督へチームを引き継いだスペイン人指揮官は、今回の決定を受けて古巣への支持を明確にした。
「マンチェスター・シティのすべてのファンに知ってほしい。私はここにいる。これまで以上にだ。私は今も、これまでも、そしてこれからもずっと、このクラブ、オーナー、会長、フェラン、選手たち、スタッフ、エンツォ、そして特別なサポーターのみんなとともにいる。はっきり言っておきたい。私たちは一緒にこれを乗り越える。みんなを愛している」
グアルディオラは2016年に就任し、10年間でプレミアリーグ6度を含む20の主要タイトルを獲得。クラブ史上最も成功した指揮官となった。
一方で、シティ側は独立委員会の判断をまだ受け入れていない。その決定や手続きに「重大な誤り」があるとして異議を唱え、控訴する方針を示している。CEOのフェラン・ソリアーノ氏も、クラブの立場を守り、潔白を証明する意向を明らかにしていた。
罰金、勝点減点、さらにはプレミアリーグからの降格まで様々な可能性が報じられているが、具体的な制裁内容が確定したわけではない。今後の控訴によって、最終決着までにはさらに時間を要する可能性もあるとのことだ。
筆者:石井彰(編集部)
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