サムライブルーの将来を担うセンターバック候補として期待されてきたチェイス・アンリ。
彼は日本人の母とアメリカ人の父を持つ188cmの大型ディフェンダーだ。
尚志高校で全国高校サッカー選手権に出場すると、Jリーグを経ずにドイツのシュトゥットガルトへ移籍。ブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグデビューを果たすも、2025年夏にオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクへ移籍した。
22歳になったチェイス・アンリだが、怪我に苦しんでいる。
シュトゥットガルト時代の2025年3月から長期離脱を余儀なくされていたが、今年3月に1年ぶりに公式戦に復帰。だが、現在はハムストリングの故障で離脱しており、今季は1分もプレーしていない。
『90min』は「かつての有望株が表舞台からほぼ姿を消す」とその現状を憂いている。
「シュトゥットガルトが相次ぐ守備陣の負傷離脱に直面した際、セバスティアン・ヘーネス監督が解決策として目を向けたのは、未知の存在だったチェイス・アンリだった。
このCBの強みは、主に守備スキルにあった。空中戦は彼の独壇場であり、競り合いはほぼ無敵。地上戦においても妥協を許さなかった。
しかし、ビルドアップでは度々不安定さを見せており、それはヘーネス監督のサッカーのスタイルとは程遠いものだった。
それは改善可能な課題だったが、最大の問題は、ケガの多さにあった。ザルツブルクは、怪我のため年末までプレーできない状態だったものの、彼と契約を結んだ。
しかし、回復後も彼はオーストリアで確固たる地位を築くことはできていない。加入2年間で公式戦出場はわずか4試合。
契約は2030年まで残っているものの、ザルツブルクでのキャリアはもうすぐ終わりを迎える可能性は十分ある。
今後のキャリアがどうなろうとも、彼がプロサッカー界で真に存在感を示すためには、コンディションの問題を克服する必要がある。
そうでなければ、この日本人選手は、決してブレイクできなかった『未完の大器』として記憶される存在になりうる」
このままなら、未完の大器としてザルツブルクを去る可能性もあると憂慮しているようだ。
とはいえ、度重なる怪我で一番苦しんできたのはチェイス・アンリ自身。ここからの復活に期待したい。
筆者:井上大輔(編集部)
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