静岡市は20日、JR清水駅東口の清水製油所跡地で検討を進めている新スタジアムについて、市民らを対象とした需要調査アンケートを開始した。

新スタジアムが整備された場合の利用意向や、求められる施設・機能などを把握し、事業の実現可能性や周辺のまちづくりを検討するための基礎資料となる。回答期限は11月23日(月)で、誰でもインターネットから匿名で回答できる。

調査では、サッカー観戦や新スタジアムへの興味・関心などを質問。設問は20~30問程度で、所要時間は約5~10分。市は幅広い層から率直な意見を集め、今後の検討に反映させる方針としている。

新スタジアムの候補地となっているのは、JR清水駅東口に広がるENEOS所有の清水製油所跡地。約14ヘクタールの土地が駅から徒歩数分の場所にありながら、有効活用されてこなかった。

「サッカー王国」として名高い静岡市はこの土地の一部をENEOSから購入し、地権者の一員として土地区画整理事業を進め、土地の高度利用を図ることを計画している。

市が目指すのは、30~50年先を見据え、「知(新しい科学技術)」と「美(美しいものへの感動)」が融合する持続可能なまちづくり。幅広い世代が日常的に訪れ、感動やぬくもり、癒やしを感じられる空間の実現を掲げる。

新スタジアムは、その中核施設の有力な選択肢の一つとして位置づけられている。

市は現在、事業収支や運営手法、利用ニーズなど多角的な観点から実現可能性を調査・検討している。中核施設に加えて、相乗効果を生む都市機能を整備することで、民間投資を呼び込み、周辺地域と一体となった地域経済の活性化や市全域への経済・社会効果につなげる考えだ。

なお、今回のアンケートは、スタジアム建設を決定したものではなく、市民の需要を把握し、今後の判断材料を集める段階にある。

筆者:奥崎覚(編集部)

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画像提供:Getty Images

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