ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、国際試合における自身のキャリアに幕を下ろすことを発表した。

ロナウドは5日、自身のSNSに長いメッセージを投稿。「ポルトガルの皆さんへ。代表の背番号7を返す時が来ました」と切り出し、23年間に及んだ代表でのプレーに終止符を打った。

「この番号が自分だけのものだと思ったことはありません。でも23年間、それを身につけ、守り、世界中のスタジアムへ持っていくという特権と責任を与えてもらいました。

今日、それを未来へ渡す時が来ました。簡単な決断ではありません。決断というものは、頭だけではなく心でするものでもあります。2003年8月に始まり、私の人生を永遠に変えた旅が終わります」

代表デビューは2003年8月。それから23年間にわたってポルトガル代表でプレーし、通算234試合146得点を記録した。これは男子代表サッカーにおける歴代最多の数字。さらにワールドカップには6大会に出場した。

代表キャリア最大のタイトルは2016年のEUROだった。決勝のフランス戦では負傷で途中交代を余儀なくされたが、ポルトガルは延長の末に勝利し、同国史上初の欧州王者に輝いた。

ただ、その代表キャリアは監督とのすれ違いを経て幕を閉じることになった。最後の代表戦は9月24日のUEFAネーションズリーグ、ウェールズ戦となった。

その後、ジョルジュ・ジェズス監督は次戦でロナウドをベンチに置き、さらにその次の試合でも先発させない意向を示した。その後、ロナウドは代表キャンプを離脱。ジェズス監督は後に「復帰を歓迎する」と話し、決断は本人に委ねる姿勢を見せていたが、最終的にロナウドは代表引退を決断した。

ポルトガルサッカー連盟も「深い感謝と大きな敬意」を表明した。

「彼がピッチで流したすべての汗、すべての決定的なゴール、誇りを持って巻いたキャプテンマークは、代表ユニフォームへの無条件の愛を示していた。クリスティアーノ・ロナウドはポルトガルの存在感を高め、彼の足跡をたどることを夢見る何世代もの若者に影響を与えた」

さらに、ファンや国民が改めてロナウドを称えるための記念イベントを開催する意向も明らかにしている。

ブルーノ・フェルナンデスは「インスピレーションをありがとう。子供の頃からのアイドルと代表で素晴らしい瞬間を共有できたことは光栄でした」とコメント。長年レアル・マドリーとポルトガル代表で共闘したペペも、「サッカー以上のものだった。すべてにありがとう、クリス」とメッセージを送っている。

ロナウドは引き続きサウジアラビアのアル・ナスルでプレーする予定だが、一部では今季終了後にクラブキャリアにも幕を下ろす可能性があるとも報じられている。通算得点は現在985。前人未到の公式戦1000ゴールまで、あと15点に迫っている。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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