バレンシアに所属する日本代表MF佐藤龍之介が、出場機会をつかむために重要な局面を迎えている。

佐藤は今回の日本代表には招集されず、U-21日本代表に参加する予定となった。クラブでの出場機会減少が今回のA代表選外にも影響したと考えられている。

『El Desmarque』や『Futeros』によれば、佐藤側の希望もあり、今回バレンシアと日本側で招集に関する調整が行われたという。その結果11月10日に予定されているコパ・デル・レイのUEタベルネス戦に出場する可能性を残すため、U-21日本代表への合流を遅らせることになったと伝えられている。

佐藤は今夏、FC東京からおよそ400万ユーロでバレンシアへ加入。カルロス・コルベラン前監督のもとではラ・リーガ開幕5試合すべてに出場し、うち4試合で先発していた。

しかし、コルベラン監督の退任後は状況が一変。9月11日のセビージャ戦を最後に公式戦で出場しておらず、オスカル・サンチェス暫定監督、そしてハビエル・アギーレ監督のもとでもプレー機会を得られていない。

そのため、コパ・デル・レイのタベルネス戦は佐藤にとって重要なアピールの場となる。下部カテゴリーのUEタベルネスとのカップ戦ということもあり、現地では普段出場機会の少ない選手にもチャンスが与えられるとみられている。

『ElDesmarque』も、アギーレ監督にとって就任後まだ公式戦で起用していない佐藤を実戦で見極める貴重な機会になると伝えている。

一方で、その先には1月の移籍市場も控えている。現地では「状況が変わらなければ佐藤を期限付き移籍させる案が有力になっている」と報じられている。

バレンシアのアギーレ監督やスポーツディレクターのブラウリオ・バスケス氏は、日々のトレーニングに取り組む佐藤の姿勢を評価している一方、出場機会が少ない状況が続けば成長に影響する可能性もあるため、実戦経験を積ませる選択肢が検討されているようだ。

まず佐藤はタベルネス戦で出場機会を得て、アギーレ監督にアピールできるかどうか。そして年末までに状況を変えられるかどうかが、バレンシアでの今後を大きく左右することになりそうだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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