4位 ステファン・エル・シャラウィ (ミラン)

2012-13シーズン開幕前のミランは絶望の淵にいた。エースと守備の要、そしてベテランの退団と、大きな変革期を迎えていたからだ。不安に包まれるミラニスタ達であったが、すぐさま希望の光として見出したのがこの若きイタリア代表FWだ。20歳のアタッカーは勢いに乗ってシーズン通算19ゴールを奪いクラブを見事チャンピオンズリーグ出場権獲得に導いている。既にチェーザレ・プランデッリのアッズーリの一員としても器用されており、来年の夏のワールドカップでの活躍が大いに期待されている。

3位 マリオ・ゲッツェ (バイエルン)

欧州王者に返り咲き、3冠を達成したバイエルンは新監督のジョゼップ・グアルディオラと共に新たな歩みをスタートする。マリオ・ゲッツェはその「ペップ・バイエルン」の象徴として3300万ポンドの売却条項満額でライバルのドルトムントから引きぬかれた。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、そしてバルセロナからも興味を持たれている中、ゲッツェが選択したのは最大のライバルへの移籍。様々な雑音が彼の周囲を取り巻いているが、結果を残してかき消すしかないだろう。

2位 ネイマール (バルセロナ)

遂に欧州上陸を果たすブラジルの至宝。バルセロナは彼を獲得するために4860万ポンドを支払った。21歳のアタッカーは既にクラブでも代表チームでもエースであり、クラブレベルでは225試合に出場し、136ゴールを奪っている。「リオネル・メッシとのコンビは機能するのか」という命題が彼の前には課されているが、成功の暁には「史上最強のチーム」が誕生すると言って問題無いだろう。

1位 イスコ (マラガ)

マラガの新星はファンタスティックなシーズンを経て、確実にビッグクラブへの移籍に近づいている。現在はU-21代表として欧州選手権を戦っているが、イスコが頭ひとつどころではなく傑出した選手である事は疑いの余地がない。21歳のMFは攻撃的なポジションであればどこでもこなすことができ、ワイドでも司令塔でも求められる役割をなんなくこなしてしまう。マンチェスター・シティかチェルシーかPSGかそしてレアル・マドリーか。2800万ポンドの移籍金で一番星を手に入れるのはどこのクラブになるのだろうか。

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