なんと蜂がサッカーをしてゴールまで決めたと、『ITV』が伝えている。
マルハナバチという種類の蜂は、小さなボールを使いどうやってゴールを決めるのかについて、互いに教えることができたという。これは昆虫にはこれまで見られなかった学習能力だとされている。
蜂たちはロンドン大学クイーン・メアリー校の科学者たちを驚かせた。ご褒美としての食料を得るために、どうやって新しいツールを使うかについて、仲間の行動を見ることで理解したのだ。
実験で、蜂たちは砂糖水を得るために黄色いボールを特定の場所(≒ゴール)に転がす必要があった。蜂たちには、2種類のトレーニングが科された。ひとつは、すでに訓練を受けた仲間の蜂がゴールするのを観察するタイプ。もうひとつは、隠れた磁石でボールがひとりでに移動するのを見せられるタイプ。
後者のグループよりも、前者のグループのほうがうまく作業を学習していたそうだ。
プロジェクトリーダーのラース・チトカ教授
「我々の研究によって、小さな脳の昆虫たちは行動の柔軟性が制限され、シンプルな学習能力しかないという考え方は破綻した」