高井幸大

大岩剛監督率いるU-23日本代表も森保一監督のA代表と同様、「良い守備から良い攻撃」をコンセプトに掲げている。相手を前に置きながらプレッシャーをかけてボールを奪い、素早くフィニッシュへ持ち込むサッカーで、同世代の欧州強豪国とも互角の戦いを演じてきた。

しかしながら、そのサッカーが今年のアジアカップでどうなったのか、アジアの多くの国が知っている。敗れたイラク戦とイラン戦では、中盤を飛ばしてくる相手に苦戦。今大会の日本に対してもおそらく同じように臨むチームが現れるだろう。

そうした試合を想定した時に、192cmの長身センターバックである高井幸大にかかる期待は大きい。Jリーグでも先日、昨季の得点王アンデルソン・ロペスを相手に対等に渡り合うなど、守備者としての評価をグングンと高めている。

ビルドアップ能力の高さに加え、負けん気の強さも魅力。チーム最年少の19歳ながらも彼の出来は今大会の日本の結果を大きく左右するはずだ。