12月19日、20日、セリエAは17節が行われた。イタリアが大寒波に襲われた影響で、フィオレンティーナ対ミランを含む3試合が延期となった。
チャンピオンズリーグ・ショックを引きずるユヴェントスは、ホームでカターニアに敗戦。前半23分にチアゴのファウルで得たPKをホルヘ・マルティネスが落ち着いて決めて先制。引き分けすら許されない状況のユヴェントスは、精細を欠くフェリペ・メロを前半で下げ、サリハミジッチを投入し4-3-1-2から4-4-2システム変更する。後半66分、ジエゴのフライパスにオフサイドラインをかいくぐったサリハミジッチが落ち着いて決めて同点とする。逆転を目指し猛攻を仕掛けるユヴェントスであったが、87分、カウンターからイスコが抜け出し、GK・マニンガーと一対一を落ち着いて決めて勝ち越しに成功する。ユヴェントスは同点を目指してカターニアのゴール目がけてパワープレイを仕掛けるも同点には至らずタイムアップとなった。カターニアは今季2勝目。ミハイロヴィッチ体制となって初勝利を挙げた。森本は先発出場も得点できず。後半途中に退いた。
ユヴェントスはまさにチャンピオンズリーグ・ショックと断言できる。フェリペ・メロの不調は深刻であり、背後からチェイスした森本にボールをさらわれる場面を連発するなど、セレソン・ブラジレイラのレギュラーとは思えないプレーに終始。ティフォージからのブーイングが鳴り響き、前半途中でサリハミジッチと交代させられたのも致し方ない。また、全体的にフリーランニングが少なく、パス回しもどこかぎこちない。前半見られたカセレスとマルキージオの連動性も、システム変更と共に消滅。全体的にボールを持たざるを得なくなり、プレーリズムが悪くなった。また、高めに設定されたディフェンスラインの統率も甘く、森本に幾度となくオフサイドラインを脅かされ、最終的には前がかりになった所を2列目から飛び出したイスコに突かれた。
ジエゴ、フェリペ・メロ、カンナヴァーロのセンターラインの補強。開幕の頃、ユヴェントスを優勝候補に上げる識者は多かった。しかし、いつしかフェラーラのチームは下降線を辿りはじめた。ブッフォン、キエッリーニ、カモラネージ、イアクインタなど負傷者が多いのも事実だが、今のユヴェントスに欠けるのは一体感ではなかろうか。チームはバラバラであり、苦しい時に支えるリーダーがピッチにいない。故障明けのデル・ピエーロに託すのか、他のメンバーが名乗りあげるのか。クリスマス休暇後にユヴェントスの真価が問われる。