大会も開幕から1週間が経過。グループリーグは折り返し地点に到達し、決勝トーナメント進出を決めるチームも出てきている。
Nigeria
Benin
本日の第1試合目は、第1節でエジプトに敗北しているナイジェリアと、モザンビーク戦を引き分けで乗り越えたベナンの対戦。前者はここで負けるとグループリーグ敗退となってしまうため、優勝候補の一角としては決して落とせない試合だ。
強豪と対するベナンは、徹底的に相手に合わせた戦術でこの試合に臨んだ。ナイジェリアは、第1節のレポートで書いた通り、人数をかけた守りとサイドからのカウンターが武器である。それに対処するため、サイドバックは基本的に攻撃には参加せず、サイドハーフも対面する相手のサイドバックをマークし守備を固めたのだ。これによりナイジェリアを攻撃に出させた上で、セセニョンとオモトヨッシを起点にカウンターを仕掛けるというもの。この戦術自体はそこそこの機能性を見せた。狙い通りある程度の守備力は得られ、ナイジェリアのディフェンスを何度か脅かすことにも成功していた。
しかし、それでもナイジェリアを止めることはできなかった。前半41分、ミケルのフリーキックをシットゥがヘディングで叩き、キーパーが弾いたところをオバシが拾って再び中央へクロス。オデムウィンギーが合わせると、このシュートをボコが手でブロックしてしまい、ペナルティキックが宣告されたのである。これをヤクブが冷静に決め、ナイジェリアがリードを奪った。
ベナンにとってはこの失点は致命的だった。何しろ相手を攻めさせた上でカウンターで点を取る、という狙いだったのだ。しかも相手はナイジェリアである。1点でもリードしたら守備を固めてくるのはほぼ規定路線であり、この試合もまたそうだった。
実は65分辺りまではナイジェリアにもまだ隙があった。引いてはいたがそれほど徹底されてはおらず、50分から60分にかけて何度かベナンに大きな得点チャンスを許していた。
しかし、それがナイジェリアに危機感を生み出させ、完全に堅守速攻の戦術を固めさせてしまったのだ。その結果、ベナンは効果的な攻撃をほとんど生み出せなくなった。
そして、試合はそのまま1-0で終了。PKの1点を守りきるという、実にナイジェリアらしい勝ち方であった。
ナイジェリア 1-0 ベナン