2010年3月19日、UEFAチャンピオンズリーグの準々決勝の組み合わせ抽選会が行われ、4つの対戦カードが決定した。決勝トーナメント1回戦2ndLegで欧州に名を知らしめた本田圭佑所属のCSKAモスクワはイタリア王者、インテルとの対決が決定した。
連覇を狙うバルセロナは2006年のファイナルで対戦したアーセナルとの対決が決定。華麗なサッカーで世界中のファンを魅了する両チームの対戦は、クオリティの保証された好カード。来季のバルセロナ復帰が噂されるセスク・ファブレカスの古巣帰還も大きな注目の1つ。2006年のファイナル以降、アンリ、フレブと主力を立て続けにバルセロナへ奪われたアーセナルのプライドを賭けた戦いとも言えよう。
バイエルン対マンチェスター・ユナイテッドの対戦は、今や伝説となった“カンプ・ノウの奇跡”の再現。1999年のファイナルではユナイテッドが土壇場での大逆転勝利を掴んでトレブルを達成。バイエルンは天国から地獄へと突き落とされた。しかし、ホーム&アウェイの2試合の対戦となる今回はいずれのチームに軍配が上がるか目が離せない。
ベスト8に進出したリーグ・アンの2チームの対戦も決定。近年のフランスサッカーを牽引したリヨンと、リヨンの時代を突き崩したボルドーの戦いは、“フランス・ダービー”と言って過言ではない。両チームの意地を賭けた激突はフランスから世界へと発信される。
本田圭佑のCSKAモスクワはイタリア王者インテルとの対戦が決定。実力的にインテルの優位が予測されるが、CSKAモスクワのつけいる隙は充分にある。インテルはELも含めて欧州におけるイタリア勢最後の砦となっており、インテリスタの悲願であるビッグイヤー獲得と、イタリアのUEFAランキング死守という2つの命題を背負った今、インテルの悪癖であるジャイアント・キリングを許す可能性が存在するからだ。しかし、インテルにはモウリーニョという絶対的な指揮官が君臨する。本田が乗り越えなければならない壁は高く大きい。しかし、乗り越える事ができれば、W杯後の飛躍は保証されるであろう。