以前、QOLYではアクィラーニの周囲で移籍話が巻き起こっていることを紹介したが、日曜日に行われたバーンリー×リヴァプール戦は彼の評価を大きく変えるきっかとなったかもしれない。

怪我による長期離脱もあり、なかなかプレミアリーグのスタイルにフィット出来ずに苦戦していた元イタリア代表MFだが、バーンリー戦でこれまでジェラードが務めていた1トップの下、いわゆる、トップ下で起用されると、水を得た魚のようにチームに数々のチャンスを演出して見せたのだ。

監督ラファ・ベニテスもそのパフォーマンスに大満足。かつてはトッティの後継者とも目された男の才能に賛辞を送った。

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「彼はどちらのポジションもこなせる選手だと思っている。これまで、私も彼が活きる役割をなんとか探そうとしたが、移籍初年度、長期離脱ということもあり、プレミアリーグのフットボールに対応することに苦労してきた印象だった。だが、このポジション(トップ下)では、彼を自由を手にし、後ろにジェラードが控えていることで互いに良いパスを出し合っていた。特に(バーンリー戦の)後半戦のようなオープンな試合になると、彼のパスセンスはより活きるんだ。ピッチを幅広く動きつつ味方にアシストを行えるしね」

今後、どちらのポジションで起用されるかは不透明であり、ベニテスは「どちらでの起用も考えている」と話したが、プレミアリーグでアクィラーニが活躍するにはトップ下が打ってつけなのかもしれない。

そして、忘れてはならないことは、ローマ時代はデ・ロッシと共に守備的MFを任されることが多かったが、元々、彼はトレクアルティスタのジョカトーレであるということだ。

いわゆる、ファンタジスタタイプが自由を手にすれば、チームに大きなメリットを与えることは言うまでもない。

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