Japan
|
1
|
1-0
0-0 |
0
|
Cameroon
|
---|
本田 | 39' |
得点者
|
---|
FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
本田(日本) | 本田(日本) |
日本8年ぶりの勝ち点3。アウェーの地で初となるW杯勝利をあげた。
お互いに重い立ち上がりだった。高地特有の伸びるボールに、今大会で評判の芳しくない公式球“ジャブラニ”。最大の敵はお互いに自分たちのサッカーがいかにできるかであった。
試合前に、“戦術的な”交代として主力メンバーを外し控え組3人を組み込んだカメルーンは、組織で守る日本に対して後手を踏み、セカンドボールを拾ってもサイドに散らすボールがまるで高校生の様な精度で自らの首をしめていった。
対する日本は、あと1歩でカメルーンのオフェンスを防ぎながらも、やはりトラップミスやパスミスで攻撃の芽がそがれてしまうシーンが目立つ。しかし、それは突然にやってきた、前半39分松井が右サイドでボールを持つとフェイクで切り替えしてクロス。ファーサイドにいた本田が、これを落ち着いてゴールを決めた。
後半戦は、防戦一方の日本。バイタルエリアがぽっかりと空いてしまいカメルーンの攻撃を防ぎクリアをする、という事象の繰り返し。心臓に穴が開く様な展開の連続だったが、4年前のオーストラリア戦(先制しながら後半逆転される)の教訓からか最後まで緊張感を保った日本代表が文字通り体を張った守備で日本に勝利を呼び込んだ。
結果的に勝ち点3を得たものの、試合は薄氷に薄氷をかけた様なもの。これでグループリーグ突破をしたわけではない。一転、歓喜ムードになる日本の報道におごらず、オランダ相手にも是非勝ち点3を期待したい。