Italy
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1
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0-1
1-0 |
1
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Paraguay
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デ・ロッシ | 63' |
得点者
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39' | アルカラス |
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FIFA 選定 | Qoly.jp 選定 | |
デ・ロッシ(イタリア) | アルカラス(パラグアイ) |
イタリアvsパラグアイは、前評判通り、両者共に守備に重きを置く試合展開となった。
イタリアがややゲームを支配しつつ、パラグアイが2トップの高さを活かしてチャンスを狙った。パラグアイはDFが攻撃を組み立てることができず、中盤やFWに入ったところでボールを奪われるシーンが続出。バルデスが左右に走り回ってボールを受けたものの、イタリアのDFの前になかなかチャンスを作ることができない。イタリアも攻撃の組み立てには苦労していたが、ボールを奪ってからジラルディーノに当て、落としたボールを大きくサイドに降ってクロス、というシンプルな攻撃に良い連携を見せた。
こう着状態の中、39分にトーレスのFKにアルカラスが合わせて先制。これで動きが良くなったパラグアイは、中盤の鋭い集散と、FWの積極的なプレッシングでイタリアのボールを効果的に奪っていく。後半もイタリアが押され気味の展開が続いたが、64分にペーペのCKをGKビジャルが被ってしまい、デ・ロッシが押し込んで同点。それまでハイボールに的確に対処していたビジャールだが、大事な場面で痛恨のミスを犯してしまった。
その後は、双方雑なボール運びと潰しあいに終始。お互いに勝ち点1で満足したのか、無理してゴールを狙うこともなく、1-1で試合を終えた。
イタリアは結果だけを見れば悪くないものの、決勝トーナメント以降を考えれば先行きは暗い。散発的な攻撃を改善しなければ、この先はないだろう。一方、パラグアイは良く組織された守備が印象的だった。この試合で何度か見られた、右サイドのベラへの速い展開からクロスという攻撃を増やせれば、2トップの高さをより生かせるか。