グループリーグ5日目最後の試合、ブラジル対北朝鮮は、点差以上に力の差を見せ付けたブラジルが2-1で勝利した。以下は、その試合でのブラジル代表のスターティングメンバーを個別に採点したものである。
■No.1 ジュリオ・セーザル 【GK】 5.5
ほぼ見せ場がなく、集中力を保つのが難しい状況だった。1失点もミスらしいミスは無し。
■No.2 マイコン 【RB】 7.5
右サイドの角度の無いところからクロスを見越したGKの裏を付き、アウトに掛けてニアを突き刺すスーパーゴール。試合の膠着と味方の焦りを打破する値千金のゴールだった。
■No.3 ルシオ 【CB】 6.0
チョン・テセに満足な仕事をさせず、後半には得意のオーバーラップを見せた。
■No.4 フアン 【CB】 6.0
ほとんど仕事は無かったが集中を切らさず、虎視眈眈とインターセプトを狙うなど安定感は際立った。
■No.5 フェリペ・メロ 【DH】 5.0
ユヴェントスでの不調をまだ引きずっているのか、攻守にやや物足りない出来。
■No.6 ミシェウ・バストス 【LB】 6.5
ポジションを確保するほど決定的な仕事は出来なかったが、ロベルト・カルロスを思い出させる強烈なフリーキックにミドルシュート、豪快な突破を見せて及第点。
■No.7 エラーノ 【RH】 6.5
全体としてさほど目立ったわけではないが、ロビーニョのスルーパスをゴールへ冷静に流し込んで貴重な追加点を挙げた。
■No.8 ジウベルト・シウヴァ 【DH】 5.5
黙々と守備に従事し、目立たないのが彼の仕事。攻撃面で物足りないのもいつも通り。
■No.9 ルイス・ファビアーノ 【FT】 4.5
スペースがなかったので仕方ない部分もあるが、ほぼ何も出来ず。後半、完璧なカウンターからのシュートは決めたかった。
■No.10 カカ 【OH】 4.5
これまで指摘されてきた通り、引かれた相手に対する応用力が無い。これからはコンディションを上げていくことも大事。
■No.11 ロビーニョ 【FT】 7.5
ゴールこそ無かったが、ドゥンガ率いる『フィジカル軍団』が引いた相手に手を焼くなか、高度なドリブルテクニックで北朝鮮を翻弄。絶妙のスルーパスでエラーノのゴールもアシストした。