初戦快勝のドイツが試合を優勢に進めるかに思われたが、後のないセルビアが激しい守備で相手を潰しにかかり、クローゼ退場の直後に狙った形で先制点を奪取。この1点を守りきってセルビアが勝利を飾った。下記は、ドイツ戦でのセルビア代表の出場選手を個別に評価したものである。

■No.1 ヴラディミール・ストイコヴィッチ 【GK】 7,5

勝ち点3をもたらしたPKストップはもちろん、ケディラのシュートがクロスバーに当たったシーンでは勇敢な飛び出しでコースを消した。

■No.3 アレクサンダル・コラロフ 【LB】 6.5

課題の守備で、動き回るミュラー、流れてくるエジルを見ながらまずまずのプレー。惜しいプレースキックもあった。

■No.5 ネマニャ・ヴィディッチ 【CB】 6.5

守備はハンドを除きパーフェクト。ただ、そのハンドがあまりに酷かったため減点。今晩はストイコヴィッチに足を向けて寝られない。

■No.6 ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ 【RB】 6.0

結果的に無失点に終わったが、前半早々に受けた警告の影響からか、対峙するポドルスキを押さえ込めず。

■No.10 デヤン・スタンコヴィッチ 【DH】 7.0

アンカー起用も落ち着き払った守備で最終ラインを助け、キャプテンとしてチームを引き締めた。

■No.14 ミラン・ヨヴァノヴィッチ 【LH】 7.0

得点以外にも、スピードに乗ったドリブル突破で相手の脅威になり続けた。攻撃陣のMOM。

■No.15 ニコラ・ジギッチ 【CF】 6.5

2メートル超の高さはドイツ相手でも有効。見事なアシストを決めた一方、後半のカウンターのチャンスでは判断ミスが目立った。

■No.17 ミロシュ・クラシッチ 【RH】 7.0

抜群のスピードを武器にバートシュトゥーバーを圧倒。チームに縦への推進力をもたらし、守備のタスクもしっかりとこなした。

■No.18 ミロシュ・ニンコヴィッチ 【CH】7.0

豊富な運動量で相手の攻撃を制限しながら柔らかいタッチで攻撃陣にボールを供給した。

■No.20 ネヴェン・スボティッチ 【CB】 6.0

ルコヴィッチの出場停止もあり先発出場。ポジショニングがやや中途半端で相手にスペースを与えてしまった。

■No.22 ズドラフコ・クズマノヴィッチ 【CH】 7.0

前の試合で決勝点となるPKを与えてしまったこともあり、気合いの入ったプレーで攻守に走り回った。先制点の起点も彼。

■No.4 ゴイコ・カチャル 【CH】 6.0

運動量の落ちた中盤のてこ入れで投入。カウンターのチャンスでの中途半端な判断が残念。

■No.19 ラドサフ・ペトコヴィッチ 【CH】 6.0

クズマノヴィッチの後を受け役割をしっかりとこなした。高さでも貢献。

■No.8 ダンコ・ラゾヴィッチ 【LH】 6.0

所属するゼニトと同じ左サイドに入り、可もなく不可もなくの出来。

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