世界各国に点在する、“賭けサイト”ではW杯の勝敗予想が盛り上がっているが、日本×オランダ戦のオッズはどのようになっているのだろうか?6月19日17:00現在の情報を元に、調べてみた。
まず、世界的なビッグサイトの一つである「bet365」では、オランダの勝利が1.44倍。引き分けが4.20倍。日本の勝利が9倍というオッズ。「bet365」と並ぶメジャーサイト「William Hill」でも、オランダ勝利が約1.4倍、引き分けが3倍。日本の勝利が7倍という数字が並び、オランダが圧倒的に支持されている。海外の大手サッカー情報サイト「goal.com」の投票でも、オランダの勝利を予想する声が約半数。日本勝利を予期する比率はわずかに23%に過ぎなかった。
だが、海外サイトならまだしも、驚くことに日本の“予想サイト”はそれ以上にシビアなオッズが並ぶ。「ebet」ではオランダ勝利が1.08倍、引き分け11.95倍、日本勝利は12.65倍という完全アウェイ。「Yahoo!ズバリ予想」でも、それぞれ、1.5倍、7.5倍、5.1倍というこちらも大勢が日本の敗戦を予想。「gooスポーツ」上では、得点差まで予想するという、他サイトよりも細かい投票を受け付けているが、こちらは、2点差負けが全体の3割を占め、ドローが2割。勝ちは1割という結果だ。みなさんはどのような予想を立てているのだろうか?是非、Qoly.jpのTwitterでご意見を聞かせてほしい。
だが、何と敵国のオランダから日本代表への後押しが届いていることも触れておこう。
発信元は本田とVVV時代にチームメイトであったカラブロと当時の監督ファン・ダイク。カラブロと言えば、VVV時代に本田と“ツンデレ漫才”を披露したFWとして有名だろう。本田の加入当初こそ、「お前、おれにパス出せよ」とカラブロに求めると、「何でお前にパス出さないといけないんだ。おれがFWだ。お前がパス出せよ。いつでもおれは待っているから」と反論を唱えられるなど、不穏な空気もあったが、シーズン中に関係はすこぶる良好になり、カラブロが本田に向かって「お前がシュート決めているのはYouTubeの中だけ」と突っ込むと、逆に本田が「お前は下手くそだ。パスもできない、体を抑えて振り向いてのシュートしかできない」と切り返すなど、“ツンデレ漫才”が生まれたほどだ。また、監督のファン・ダイクは、本田の得点能力を開花させ、彼をパサーからスコアラーへと変身させた立役者とも言える名将。ネガティブな論調がまだまだ多い中に届いた彼らの声援は、是非、日本代表にも届いて欲しいものだ。
海外のみならず、日本でも“負け予想”の声が強いが、「サムイラブルーよ。番狂わせを起こせ!!」。日本国中が、心の中で君達の勝利を願っている。