勝てばグループ内で圧倒的優位な立場となるガーナ。しかしセットプレーから先制点を許し、PKで同点に追いついたものの、その後の1人多い状況を生かすことができず。逆にオーストラリアは苦しい試合で勝ち点1をものにし、グループリーグ突破に望みを繋いだ。下記は、オーストラリア戦でのガーナ代表の出場選手を個別に評価したものである。

■No.2 ハンス・サーペイ 【LB】 4.5

地味にプレーをこなしていたが、後半は代わる代わる攻めに来るウィルクシャーとエマートンを自由にさせすぎた。ただ前がオウス=アベイェだったのでしかたない部分もある。

■No.3 アサモア・ギャン 【FT】 6.0

とにかく終始エネルギッシュにチャンスを作り続けた。ただ押し込んでいる状況でシュートが全く決まる気がしないのは相変わらず。

■No.4 ジョン・パントシル 【RB】 4.5

終盤にチッパーフィールドを捕まえきれず。中途半端な位置に入ってきたのは分かるが、彼がもっと担当すべき相手だった。

■No.6 アンソニー・アナン 【DH】 6.0

非常に安定したプレーをしている。ボールを収めれば奪われず展開でき、的確なカバーリングで守備の貢献も大きい。

■No.8 ジョナサン・メンサー 【CB】 4.5

全体的に仕事が少なかったにもかかわらず危険なプレーが多かった。ただ、才能に恵まれているとはいえ若干21歳の彼に多くは求められまい。

■No.12 プリンス・タゴエ 【RH】 4.0

攻め込んでいるはずの前半にもなぜか存在感がなかった。40分頃には2トップ的なポジションにも入ったものの、ボールタッチすらほとんどなし。今日の戦術を理解していなかったのではないか?

■No.13 アンドレ・アユー 【OH】 6.0

強烈なドリブルで同点弾を演出。個人技は素晴らしかったが、後半に埋没。こんなに凄い彼がなぜフランスの2部でプレーしているのかと言えば、判断力と継続性の欠如があるからなのだ。

■No.19 リー・アディ 【CB】 4.5

突如の出場になった若手なのだから、多くを求めるべきではない。危険なプレーは多かったが、メンサーも含めて終盤は両サイドバックの守備の犠牲になったところもある。

■No.21 クアドウォ・アサモアー 【LH】 5.0

前半はチームのために働き、地味ながらチームを支えていた。後半はトップ下に移って本来のポジションに戻ったが、やや強引に過ぎるプレーであった。

■No.22 リチャード・キングソン 【GK】 4.5

失点の原因はほぼ彼と言えるが、今回のボールを考えると彼のイージーなミス、と片付けるのはやや厳しすぎるような気もする。

■No.23 ケヴィン=プリンス・ボアテング 【OH】 5.5

広く動いて様々なところから攻撃を加えていったが、決定的なプレーは出来なかった。ただチームの中では前半も後半も安定していた方。

■No.20 クインシー・オウス=アベイェ 【LH】 3.5

彼は一体何のために出てきたのか? 引いた相手を崩すための仕掛けを求められたのではないのか。ただ無茶なロングシュートを打っていただけ。クレバーではなかった。

■No.11 サリー・ムンタリ 【OH】 3.5

チーム1経験豊富な彼が、試合途中から出てきてチームに何の変化ももたらせないのでは、監督も頭を抱えたことだろう。何を求められてピッチに出てきたのかをもっと表現すべきだ。

■No.14 マシュー・アモアー 【FT】 採点なし

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