グループリーグFの第2節、スロバキア×パラグアイは、第1節でイタリアを苦しめた、高い連動性を誇るプレッシングと優れた個人技でパラグアイがスロバキアを2-0で沈めた。下記は、その試合に出場したパラグアイ代表選手を個別に評価したものである。
■No.1 J・ビジャル 【GK】 6.0
彼が必要となるシーンは皆無。セービングと呼べるものは後半ロスタイムに訪れたものぐらいであった。
■No.2 モレル 【LB】 6.0
前での貢献度、運動量については、不足感が否めないが、全体的には可もなく不可もなくの出来。対峙したシェスタークに自由を与えなかった。
■No.6 ボネ 【RB】 6.5
攻守両面で特筆すべきものはなかったが、エネルギッシュ且つ安定感溢れるプレイでパラグアイの右サイドを締めた。
■No.9 サンタ・クルス 【FW】 7.0
前線を幅広く動き回り、攻撃の起点に。得点こそなかったが、ポストワーク、フリックオンなど、チャンスメイクでチームに大きく貢献した。
■No.13 ベラ 【CH/RH】 7.0
守備面だけではなく、持ち前のモビリティとポジショニングセンスを攻撃面でも発揮。前半27分に先制点を上げたのも彼であった。
■No.14 ダ・シルバ 【CB】 7.0
ほぼノーミスのディフェンスを披露。彼のエリアには、ヴィテク、セシュターク、ヴァイスらがかわるがわる侵入してきたが、誰も彼を崩すことは出来なかった。
■No.14 V・カセレス 【CH/DH】 6.0
守備専業センターハーフとして、泥臭い仕事を着実にこなしていた。彼の両脇に置かれた、リベロス、ベラが気分良くプレイできたのは彼のお陰。
■No.16 リベロス 【CH】 6.5
ベラに比べると、活動エリアは狭かった印象があるが、中盤の要となっていた。86分には、鮮やかなボールタッチからコンパクトに左足を振り抜き、ダメ押し弾を記録。
■No.18 H・バルデス 【LH/ST】 6.5
FW兼MFという難しい役をソツなくこなしたが、特に守備での活躍は目を光るほどであった。彼の素早い攻守の切り替え、執拗なチェイシングはパラグアイのプレッシングレベルを上昇させていた。
■No.19 L・バリオス 【FW】 6.0
サンタ・クルスに比べると、試合全体を通してのパフォーマンスは劣るが、先制点の場面では、ベラの飛び出しを促すボールキープとスルーパスが見事だった。
■No.21 アルカラス 【CB】 7.0
この日のダ・シルバと彼のユニットは、ここまで行われた全試合の中で最も優れた守備ユニットであった。対人戦の強さ、空中戦の強さは如何なく発揮され、スロバキアに決定機を与えなかった。
(途中出場)
■No.17 A・トーレス 【LH】 6.5
68分からバルデスに代わって出場。守備面では無難にタスクをこなし、攻撃面では自慢の左足でチャンスメイク。強烈なミドルシュートも放った。
■No.7 カルドソ 【FW】 -
82分からバリオスに代わって出場。
■No.8 E・バレト 【RH/CH】 -
88分にベラに代わって出場。