Korea DPR
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0
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0-2
0-1 |
3
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Cote d'Ivoire
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得点者
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14' 20' 82' |
Y・トゥレ ロマリク カルー |
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FIFA.com 選定 | Qoly.jp 選定 | |
ドログバ(コートジボワール) | ドログバ(コートジボワール) |
「大量得点が必要」といいながらも、実質的にはほとんど敗退が決定しているコートジボワールと、前節0-7で粉砕された北朝鮮。どちらも気持ちが前に向きにくかったであろうこの試合は、どちらも工夫がなく一本調子に終わった。
北朝鮮はキャプテンのパク・ヨンジョを中盤に下げてスペースを消しにいったが、努力もむなしく言わば“ガードの上から殴られ“て3失点。しかしコートジボワールも2点をとったまでは良かったが、力技で押し切ろうとして上手くいかないというストレスのたまる展開を最後まで見せ続けた。
試合開始からコートジボワールは足下にボールをつなぎ、リーチと身体の強さを活かしたドリブルで各自突破を図る。そして14分、ボカのクロスが中央に流れ、ヤヤ・トゥレが落ち着いて決めて1-0。さらに20分、またも左からのクロスをドログバがトラップし、シュート。ポストに当たったところをロマリックが押し込んでリードを広げる。2点目のシーンでは、クロスを上げた選手にもドログバにも1人づつマークがついていた。しかし、そのマークを簡単に蹴散らされての失点。個人の能力が違いすぎる相手に対して、あまりにも正直に守ってしまった結果だった。
だが、コートジボワールもそこからギアを上げることができない。ブラック・アフリカンの国々は往々にして試合のペースを上げることが下手だが、今日のコートジボワールもまさにその欠陥を露呈。なまじ足下でキープして相手を交わせる力の差があるだけに、個人がバラバラに仕掛け、DFを崩しきれずにフィニッシュを失敗すると言うパターンを繰り返した。
前半は全くボールをつなげなかった北朝鮮だが、後半はチョン・テセが左右のスペースに流れてボールを引き出したことでポゼッションが向上。コートジボワールの集中が切れかけたこともあり、プレッシングとカバーの動きも息を吹き返した。チョン・テセにはなんどか惜しいチャンスが訪れたが、決めることはできなかった。
82分、またもやボカのアーリークロスにカルーが合わせて、ようやく3点目。多くのチャンスを無駄にしながらなんとか3点を決めたコートジボワールと、またも大量失点を喫した北朝鮮。どちらにとっても良い結果とは言えないが、彼らはここで帰国の途に就くこととなった。
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