下記は、ブラジル戦に出場した、オランダ代表選手を個別に評価したものである。

■No.1 ステケレンブルフ 【GK】 6.0

失点はノーチャンスだったが、30分にカカが放ったシュートを防いだビッグセーブは印象に残った。小さなミスは多発していたが、及第点以上の評価は与えるべきか。

■No.2 ファン・デル・ヴィール 【RB】 6.0

特に前半戦は、対ロビーニョで苦戦する場面もあったが、後半戦はチーム状態と共に息を吹き返した。準決勝に出場できないのが痛い。

■No.3 ハイティンハ 【CB】 5.5

失点に直結仕掛けた凡ミスもあったが、オーイェルに救われた。今夜は勝利者になったが、一歩間違えれば、敗者の仲間入りをしてしまっていただろう。

■No.5 ファン・ブロンクホルスト 【LB】 5.5

攻撃に出かけるシーンは皆無で、彼がスポットライトを浴びた所をピックアップすることは難しいだろう。一言で寸評を付けるなら、まさに「可もなく不可もなく」だった。

■No.6 ファン・ボメル 【DH】 6.5

走ることは出来ないが、走らなくても相手の攻撃を封じる術を知っていることを改めて証明。審判とも“良好な”関係を築き、上手く警告を避けていた。

■No.7 カイト 【RH】 6.0

彼に“調子の波”というものはないのだろうか。いつもと同じように、献身的なランニングとチェイシングを見せ、素早い攻守の切り替えでチームに好影響をもたらした。

■No.8 デ・ヨンク 【DH】 6.0

最初の45分間がブラジルペースだったことや運動量が少ない選手であるために目立ったシーンは少なかったが、重要な場面では“汚れ役”の名に相応しいディフェンスを披露していた。

■No.9 ファン・ペルシー 【FT】 5.0

フアン、ルシオに苦しめられたこともあり、最後の最後まで特長が表にでることはなかった。FKの場面でもイメージとはまったくかけ離れたシュートを連発。

■No.10 スナイデル 【OH】 6.5

前半戦は、ボールをもらいに自陣に下がることも多く、良さを発揮できていなかったが、結果的にはMoM。ブラジル相手に勝利を呼び込む“2得点”を生み出した功績は称賛したい。

■No.11 ロッベン 【LH】 6.0

スナイデルの得点を生んだCKのボールは良かったが、彼の通常時に比べると、積極性やキレには欠け、失点場面でのサボっていた。ただ、アカデミー賞主演男優賞クラスの“審判に圧力をかける演技”はさすがの一言。

■No.13 オーイェル 【CB】 6.5

突然の先発出場で気合が空回りしてる感もあったが、試合が進むにつれて徐々に平静を取り戻した。果敢なチェックと的確なカバーリングで陰のMoMに。

(途中出場)


■No.21 フンテラール 【FT】 -

85分からファン・ペルシーに代わって出場。

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