■本田の将来は?
起用されるポジションの不満から、監督スルツキとの確執へと発展したCSKAモスクワの本田だが、その境遇は悪くなる一方のようだ。監督との不和が取り沙汰されて以降、「他クラブへ移籍するためだろ?」、「これでCSKAからの移籍は確定的」と多少うがった目で見るサッカーファンも発生していたが、その見解通りに事が運んでいない。
チームの不安分子とも言いかねない日本のエースの扱いには、クラブ側も苦心していると思われるが、彼の代理人を務めるケース・プルフスマは「本田の移籍に関する公式なオファーは一切ない」とこれまで通りのコメントを継続。クラブが設定している移籍金は高騰したまま・・・、外国人枠に余裕があるクラブの登場もなし・・・、という最悪の場合、冬の移籍市場が解禁されるまで、第一線から離れた生活を送る可能性もありそうだ。
■川島が欧州デビュー!!
31日、ベルギー国内リーグ、ジュピラー・リーグが開幕。川島が加入したリールセもアウェイでシント・トライデンと対戦したが、チームは前半に先制点を許してしまい、その後も同点ゴールを上げられず、0-1で敗戦。川島にとって初の欧州戦はほろ苦いデビューとなった。
6日には、ホームで強豪スタンダールと対戦する。
■F・アウレリオがとんぼ返り
31日、リヴァプールはファビオ・アウレリオと再契約を結んだことを発表した。
アウレリオは今夏に契約満了となり、リヴァプールを退団。その後は新たなクラブを探索中だったが、ベニテスからホジソンへの監督交代によってアウレリオの周囲が一変。リヴァプール側から「戻ってこないか?」と打診を受け、再び契約を結んだようだ。
ベニテス時代には信頼を勝ち取るには至らなかったが、今夏から発足するホジソン政権の下でどのようなパフォーマンスを見せてくれるか期待がかかる。
■ベッカムのミラン復帰はなし
31日、エミレーツカップに参加しているミランはアーセナルと対戦したが、そのスタンドには昨年までミランにローンで所属していたベッカムの姿があり、「ミランに復帰か?」との噂が再燃した。
だが、指揮官アッレグリは「彼がミラノに戻ってくるとは思っていない。今、大きなケガを抱えており、年齢を考えても、復帰もかなり大変だろう。ただ、今日、彼と会えたことを非常に嬉しく思う」とコメント。「ベッカム獲得」の意思がないことを遠回しに明言した。
ちなみに、ベッカムの復帰予定は秋頃と見られているが、その復調次第では今冬に獲得に乗り出すクラブも現れるだろう。
■ユーヴェはマルケス狙い?
31日、ユヴェントスのGMジュゼッペ・マロッタは、ポルトガル人の代理人ジョルジュ・メンデスと会談したようだが、この接触により、バルセロナを離れたラファエル・マルケスにユーヴェ行きの可能性が浮上した。
マルケスが同代理人の抱える大物選手の一人であることから生まれた噂ではあるが、現在、ユーヴェ側はセンターバックの補強を計画中。ディエゴ・ルガーノ(フェネルバフチェ)、アンドレア・バルザッリ(ヴォルフスブルク)、パオロ・カンナヴァーロ(ナポリ)に関心を持っているようだが、そのリストにラファエル・マルケスの名前が刻まれていることは間違いないだろう。