30日、日本サッカー協会はアルベルト・ザッケローニ氏が日本代表の新監督に就任することを発表した。2年契約で年俸は約2億円。2年間の延長オプションが付くという。
ザッケローニ氏は1953年メルドラ(イタリア)生まれの57歳。「ザック」の愛称で知られている。1995年から3シーズン指揮したウディネーゼでビアホフらを中心にセリエAを席捲。1997-1998シーズンには3位と躍進した。その後、ミランで1998-1999シーズンに優勝を果たしているが、近年はシーズン途中の就任が多いこともあってか結果を残せていない。
氏の特徴として3-4-3システムが知られるが、これは4-3-3でプレーしていたときに退場者が出て3-3-3にしたところ、調子が良かったため3-4-3へ移ったという逸話がある。ウディネーゼ、ミランなどで結果を残したことで、 “こだわり”として知られているが、昨シーズン途中から指揮したユヴェントスではいくつかの形を試した結果、4バック・2トップを採用。氏いわく、あまりこだわりはないそうだ。