2010年10月22日(金) - ナショナル・スポーツ・コンプレックス(ヴィエンチャン)
Laos
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Cambodia
得点者


AFFスズキカップ予選はラオスの首都ヴィエンチャンでのセントラル方式で行われている。第2試合目にはホームのラオスが登場したが、カンボジアを攻めきれずスコアレスドローで終了した。

ラオスは前半はかなり非効率的なサッカーに終始し、相手にゲームをコントロールさせてしまっていた。後方で繋いで、隙を見て高さがあるカムフェンにロングボールを入れてラッシュをかけるという狙いの攻めであったが、フィードの精度の低さとポストの成功率が悪いこと、既に相手の守備が整った状態で蹴っていることが相まって全く機能せずに終わった。逆に繋いでいるときにミスを冒すことも多く、相手のシンプルなサイドからのカウンターに脅かされた。

しかし後半ラオスはそれを修正し、試合の流れを取り戻すことに成功する。ロングボール戦術をきっぱりと止め、53分にはカムフェンとファタナを2枚同時に下げて、ドリブラーのスカフォンとコネカムを前線に投入。右サイドで組み立て、そして突破力があるカイソネにスペースを与えてサイドチェンジを通し、仕掛けてクロスやシュートに持ち込むという戦術に変更したことが当たった。そして後半の45分はかなり攻めこんだものの、しかし決定力を欠き、地元の観衆を喜ばせるゴールをあげることは出来なかった。

対するカンボジア側から見れば、後半は無失点で良く凌ぎ、勝ち点1をもぎ取った試合といえる。前半はラボラヴィやボレイ、ソクムフェアクのスピードを生かした速い攻撃が生きたものの、後半はオープンな展開になった80分過ぎまでなかなかチャンスを掴めなかった。相手の攻撃のキーとなったカイソネを止めることが出来ず、守備を何度も崩された。その中で勝ち点1を奪えたのは幸運と言っていいだろう。

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