先週末、今季のベルギーリーグ(ジュピラー・プロリーグ)で、ここまで無敗の快進撃で首位を独走していたヘンク(ゲンク)が遂に黒星を喫した。
22日、ヘンクはコルトライクのホームに乗り込んだが、いつものようなオグンジミ、フォッセンのベルギー代表2トップの特徴を活かした縦に速いフットボールは、コルトライクの賢明な守備対応の前に潰され、さらに、後半には元U-21ベルギー代表FWジュゼッペ・ロッシーニにゴールを許し、そのままスコアレスで敗戦。ヘンクが9位の相手に勝ち点を取り損ねるとは誰もが予想していなかったことだが、この結果により、上位争いの魅力は増すばかりだ。
国内の絶対王者として君臨し、今季も安定した成績を収めて、現在2位につけているアンデルレヒトとヘンクとの勝ち点差が5に縮まっただけでなく、スタンダール、ヘント、メヘレン、サークル・ブルッヘが名を連ねるている、3位以下の争いも熾烈。各チームが勝ち点2差の中でひしめき合う大混戦となっており、欧州でも屈指の面白みのあるリーグとなっている。
2010-11ベルギーリーグ。日本代表守護神・川島永嗣が所属するリールセがいつ降格争いから抜け出せるかは気になるところだが、上位陣の戦いからも目が離せない。
(筆:Qoly編集部 T)