2010年12月2日(土) - スタディオヌル・ステアウア
Steaua
1
0-1
1-0
1
Liverpool
E・ボンフィン 61'
得点者
19' ヨヴァノヴィッチ


勝ち点5でグループ2位のステアウアが、勝ち点8で首位を走るリヴァプールをホーム、“ゲンチャ”に迎えた。リヴァプールはこの試合、勝つか引き分けで決勝トーナメント進出が決まる。

4日前のトッテナム戦(1-2で敗戦)からGKレイナ以外の10人が入れ替わったリヴァプールだが、11月以降定着している4-4-2のシステムは控えメンバーにも浸透しているようで、序盤からステアウアに対して押し気味に試合を進める。そして19分、右サイドに流れたバベルが切り返しから左足でクロス。これを中央に入り込んできたヨヴァノヴィッチが合わせ先制点を奪った。そのままリヴァプールの1点リードで試合は折り返す。

ステアウアの2トップ、スタンクとスルドゥはどちらもプレーエリアが広く、オフザボールの引き出しやドリブルでの仕かけ、高い守備への意識など複数の特徴を持っているFW。ただ、チーム全体の意識としては前線にセンターフォワードタイプのカペタノスやビラシュコがいた頃とそれほど変わりがないため、クロスの入れ方やスペースの使い方などに工夫が足りないように見えた。

しかし、この日のステアウアにはツキがあり、61分、後半からビクファルヴィと交代したアンゲロフのクロスが相手DFに当たって浮いたボールを、上がってきたエデル・ボンフィンがヘディングシュート。何も起こりそうにないシュートだったが、目の前にいたスルドゥが気になったのか、レイナはまさかのキャッチミス。後ろにこぼれたボールはゴールラインを越え、ステアウアがラッキーな同点弾を手にする。

66分のセットプレーのピンチもキルヤコスのヘディングがクロスバーを直撃し、以降は勢いに乗ったステアウアがリヴァプールを攻め立てた。しかし、前述のように工夫が足りないこともあり、あと一押しができず、そのまま1-1で試合終了。裏で行われていたユトレヒト対ナポリが引き分けに終わったため、リヴァプールの首位通過が決定。残り一つの椅子をステアウアとナポリで争うこととなった。ステアウアは次節のアウェイでのナポリ戦、引き分け以上でグループステージ突破が決まる。


(筆:Qoly編集部 O)

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