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旧ソビエト連邦の国ということで、一般的なアジアのイメージとはやや異なったスタイルを持つことで知られているウズベキスタン。しかし最近は世界的な潮流に合わせるように、テクニックのある選手が増えてきた。

その筆頭といえばもちろん、ウズベキスタンの絶対的司令塔であるセルヴェル・ジェパロフ。念願の国外移籍を果たし、現在は韓国のFCソウルでプレーする、両足を巧みに使い分けて決定的なパスを送れる選手だ。

過去には技術がある選手といえば彼だけという時期もあったが、古豪パフタコルからオディル・アーメドフ、スタニスラフ・アンドレーエフという二人のミッドフィルダーが台頭。ボランチやトップ下でプレーするアーメドフは、長身ながら突破やミドルシュート、飛び出しなど攻撃力にも優れているオールラウンダー。左利きのアンドレーエフは左サイドから鋭いドリブルで相手の守備を切り裂くウインガーだ。また4年前は控えであったアレクサンデル・ゲインリフも押しも押されぬエースとなっており、最前線からゲームを作れる彼の存在も大きい。かつての主砲であるマクシム・シャツキフにはやや衰えが見られるものの、その他の選手の成長により上手くカバーすることが出来ている。

ただ、やはり最終ラインがスピードに弱く、その点がアジアの諸国、特に中東勢とのミスマッチとなっているのは否めない。上手くハマれば強いが、弱点を突かれるとどうしようもなくなることもある不安定さを持っている。親善試合を見ても、得点は取れている反面失点もかなり多くなってしまっている。

今回の大会で当たることになるカタール、クウェート、中国とはそれほど実力差はない。攻撃力ある前線を生かし、打ち合いの展開をいかにものに出来るかが鍵となるだろう。

No. 名前(Name) 所属クラブ
GK 1 テムル・ジュラエフ
(Temur Juraev)
パフタコル
12 イグナティー・ネステロフ
(Ignatiy Nesterov)
ブニョドコル
22 ムロド・ズフロフ
(Murod Zukhurov)
ナサフ
DF 3 シャヴカト・ムラジャノフ
(Shavkat Mullajanov)
オルマリク
4 アンズル・イスマイロフ
(Anzur Ismailov)
ブニョドコル
5 アジズ・イブロヒモフ
(Aziz Ibrohimov)
ボヘミアンズ(CZE)
6 サホブ・ジュラエフ
(Sakhob Juraev)
ブニョドコル
20 フェルフ・ヌルリボエフ
(Farrukh Nurliboev)
オルマリク
MF 7 アジズ・ハイダロフ
(Aziz Haydarov)
ブニョドコル
8 セルヴェル・ジェパロフ
(Server Djeparov)
FCソウル(KOR)
9 オディル・アーメドフ
(Odil Ahmedov)
パフタコル
10 シャヴカト・サロモフ
(Shavkat Salomov)
ナサフ
11 マラト・ビクマエフ
(Marat Bikmaev)
アラニア・ウラジカフカス(RUS)
14 スタニスラフ・アンドレーエフ
(Stanislav Andreev)
パフタコル
17 サニャル・トゥルスノフ
(Sanjar Tursunov)
ヴォルガ(RUS)
18 ティムル・カパーゼ
(Timur Kapadze)
ブニョドコル
19 ジャスル・ハサノフ
(Jasur Hasanov)
レクウィヤ(QAT)
22 ヴィクトル・カルペンコ
(Viktor Karpenko)
ブニョドコル
23 ヴァギズ・ガリウリン
(Vagiz Galiullin)
シビル(RUS)
FW 2 ウルグベク・バカエフ
(Ulugbek Bakayev)
ブニョドコル
13 オリム・ナヴカロフ
(Olim Navkarov)
キジルクム
15 アレクサンデル・ゲインリフ
(Alexander Geynrikh)
パフタコル
16 マクシム・シャツキフ
(Maksim Shatskikh)
アルセナル・キエフ(UKR)
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