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今大会のイランは優勝候補の一つと言えるだろう。このところの親善試合では2試合連続で勝てていないが、ブラジルとカタールが相手であり決して悲観する結果ではない。西アジア選手権でも最後にクウェートに敗れたものの準優勝を飾っている。

さらに今大会はスペインでプレーしているネクーナムとショジャーイを招集メンバーに加えることに成功。かつてイングランドのボルトンに所属していたアンドラニク・テイムリアンと彼が組む中盤はアジア最高レベルと言える質を誇る。また、守備にはホセイニ、ヘイダリ、アギリ、ハジ・サフィ、ラハマティなど、セパハンでも共にプレーしたメンバーが揃い連携面は抜かりなし。さらにACLで力を見せたゾブ・アハンからDFタレビ、GKゴルダンが加わり選手層が厚くなった印象もある。

しかし逆にストライカーに目をやると、やや頼りなさは感じる。かつてはアリ・ダエイ、ヴァヒド・ハシェミアンなどの長身選手と、「アジア最高のドリブラー」と言われたアリ・キャリミなど、非常に素晴らしいタレントを揃えていたが、このところはストライカーの人選に苦しんでいる。今大会は、国内リーグで好調を維持し、レギュラーに定着しつつあるモハメド・ゴラミを筆頭に、カリム・アンサリ・ファルド、アラシュ・アフシンなどの新戦力に期待が集まるが、イランがタイトルを手にするためには彼らの爆発が必要不可欠だろう。

No. 名前(Name) 所属クラブ
GK 1 ラハマティ・オスグエイ・サイード・マハディ
(Rahmati Osgouei Seyed Mahdi)
セパハン
12 ミルザプール・イブラヒム
(Mirzapour Ebrahiml)
パイカン
22 シャハバルディン・ゴルダン
(Shahabaldin Gordan)
ゾブ・アハン
DF 2 ヘイダリ・コスロ
(Heydari Khosro)
セパハン
3 ファルシド・タレビ・サヴァド・クヒ
(Farshid Talebi Savad Kouhi)
ゾブ・アハン
4 ホセイニ・サイード・ジャラル
(Hosseini Seyed Jalal)
セパハン
5 アフイリ・アンヴァル・サイード・ハディ
(Aghily Anvar Seyed Hadi)
セパハン
11 ハジ・サフィ・エフサン
(Haji Safi Ehsan)
セパハン
13 モフセン・ベンガル
(Mohsen Bengar)
セパハン
20 ノスラティ・モハマド
(Nosrati Mohammad)
トラクトル・サジ
MF 6 ネクーナム・ジャヴァド
(Nekounam Javad)
オサスナ(ESP)
14 テイムリアン・サマラニ・アンドラニク
(Teymourian Samarani Andranik)
トラクトル・サジ
15 ガセム・ハダディファル
(Ghasem Hadadifar)
ゾブ・アハン
17 ヌリ・モハマド
(Nuori Mohammad)
ペルセポリス
18 ペジマン・ヌリ・ルドサリ
(Pejman Nouri Roudsari)
マラヴァン
23 イマン・モバリ
(Iman Mobali)
エステグラル
FW 7 ゴラムレザ・レザイー
(Gholamreza Rezaei)
ペルセポリス
8 ソレイマニ・ショジャイー・マスード
(Soleimani Shojaei Masoud)
オサスナ(ESP)
9 モハマド・レザ・ハラトバリ・リマキ
(Mohammad Reza Khalatbari Limaki)
ゾブ・アハン
10 カリム・アンサリ・ファルド
(Karim Ansari Fard)
サイパ
16 レザ・ノロジ
(Reza Norozi)
フーラド
19 モハマド・ゴラミ・ハリル・マハレフ
(Mohammad Gholami Khalil Mahaleh)
スティール・アジン
21 アラシュ・アフシン
(Arash Afshin )
フーラド
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