2010年1月22日(土) - ヴィラ・パーク
Aston Villa
1
1-0
0-0
0
Manchester City
ベント 18'
得点者

ツꀀ


アストン・ヴィラの“1800万ポンドの男”はその価値を証明し、マンCの“2700万ポンドの男”はまたも不発に終わった。

試合開始からヴィラはしっかりとブロックを組織し、スペースを消してカウンター狙い。マンCが足もとのパスをつなぎながら突破口を狙う展開となった。前半18分、一瞬できたスペースをついてA.ヤングがミドルを放つと、GKハートは弾くのが精一杯。これをベントが詰めて、移籍初試合でいきなりゴールを決めて見せた。

ヴィラはようやくウリエ得意のカウンターサッカーが根付いたか、チーム全体として守備意識が高く、スペースが空けばすぐさま誰かがカバーに戻って粘り強く対応する。マンCはスペースでもらう選手が少ないこともあって攻めあぐね、仕方なく空いているコラロフに展開するパターンが目立ったが、コラロフからのクロスは精度を欠いた。また期待のジェコがテベスと噛み合わず、引いてきてボールを受けては出しどころを失ってボールロストする場面が多かった。

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後半、マンCは受け手の動きが活発化したことに加え、ジェコがサイドに流れてドリブルで持ち込むことでチャンスを増やす。また一人一人の高いボールスキルを持って強引に突破を狙い、前半よりさらにヴィラを押し込んだ。

しかし何度か惜しいチャンスはあったものの、コリンズ、クエジャールを中心としたヴィラDF陣の奮闘の前にどうしても同点ゴールが奪えない。切り札アダム・ジョンソンをバリーに換えて投入し右サイドに置くも、ボールの持ちすぎでチャンスを逸してしまった。

そして1-0のまま試合は終了し、ヴィラは貴重な勝ち点3をゲット。マンCはジェコから未だ得点の気配がなく、テベス、シルバの個人技に依存した攻撃の限界を感じさせた。

MOMを選ぶとすればヴィラのセンターバック、ジェイムズ・コリンズだろう。素晴らしい集中力とポジショニングでピンチを防ぎ続けた。終盤、クロスに触ったあと即座にテベスのシュートに反応し、コースを消したプレーは圧巻だった。敗れたマンCで目立ったのはヴァンサン・コンパニ。正確なタックル、ボールを安易に失わないテクニックと組み立てのスキルを発揮した。


(筆:Qoly編集部 S)

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