PKを決めたエマナが背番号26のユニフォームを掲げる。チームメイトが駆け寄り、ベニト・ビジャマリンには「Miki Roque... laralaralaralara」とチャントが響く・・・

6日、ラス・パルマス戦でのワンシーン


ベティスの若きセンターバック ミキ・ロケ(Miki Roque)は一旦ピッチから退き、病との闘いに移ることになった。17歳でリバプールに引き抜かれるなど将来を嘱望される存在だったロケ。今シーズン ベティスで定位置を掴みかけた矢先、骨盤に悪性腫瘍が見つかったのだ。

まだ22歳のDFは5日に行われた記者会見で『(腫瘍は)早くに見つかった。医師から”腫瘍のグレードは(4段階のうち)1~2なので予後の見通しは良好といえる。でも手術は必要だから、残りのシーズンに別れを告げなければならない”と言われました』と涙を浮かべながらも気丈に述べた。

同席した会長のラファエル・ゴルディージョは「彼と彼の家族が必要とするものは何でも用意するつもりだ」と語った。別の場では医療担当責任者のトマス・カレーロがロケの治療を担当した医師たちのプロ意識と判断に謝辞を述べた。どのような治療法がベストなのかを含め、これからさらなる精査が行われるようだ。

若くして過酷な闘いに臨むことになったロケに対し、Twitter上で多くのエールが送られている。U-19スペイン代表で共にプレーしたクロサスやリバプール繋がりのあるシャビ・アロンソ、さらにフォルラン、ピケからも。

口で言うほど生半可なことではないが、癌を克服して復帰を果たした選手は何人も存在する。モリーナ、ブルゴス、サンド・・・。

ロケが再びピッチで躍動する日が訪れることを心から祈りたい。MUCHO ANIMO MIKI!!

(筆:Qoly編集部 I)

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