マンチェスター・シティのロベルト・マンチーニ監督がユヴェントスの監督就任を熱望していると報じられている。しかし、その影には辣腕代理人で知られるミノ・ライオラ氏の存在があるようだ。
『Tuttosport』はマンチーニのトリノ行きを取り上げているが、ある条件を満たす事が必要という。それはミランにレンタル移籍中のズラタン・イブラヒモヴィッチの獲得である。元インテル監督のマンチーニは、現在ユーヴェの幹部を務めるパヴェル・ネドヴェドとラツィオ時代にスクデットを勝ち取った間柄であり、ネドヴェドの代理人といえば、スーパー・エージェントで知られるライオラ氏。これらのリンクにより、マンチーニのユーヴェ監督就任はライオラ・サイドが流した情報ではないかと一部で考えられている。
そして、当然の様にライオラの顧客であるマリオ・バロテッリのユーヴェ移籍も巷で囁かれはじめている。イブラがミランに移籍し、絶好調だった頃も、バロテッリのミラン入りが盛んに流れていた。バロテッリは子供の頃からのミラニスタとして知られているだけに違和感の無いニュースであったが、マンチーニのユーヴェ行き、イブラ獲得、そしてネドヴェドと関連づけられたという事は、総じてライオラ側がリークしたと考えても良いのではないだろうか。
いずれにせよユヴェントスやマンチーニからのコメントが発表されるまでは見守るしかないが、イブラの復帰の可能性は低いだろう。カルチョポリの際、ユヴェントスを見捨ててインテルへ行った事実は消す事ができない。ファビオ・カンナヴァーロですら受け入れられなかったのだから。
(筆:Qoly編集部 N)