FIFAのブラッター会長は、収賄疑惑が報じられている2022年のFIFAワールドカップカタール大会について、再投票するというアイディアを否定しなかった。
イングランドサッカー協会のトリーズマン元会長らが、イギリス下院でFIFA理事から投票の見返りに金銭などを要求されたと証言した事に端を発した問題。10日に行われた下院の委員会において、カメルーンのハヤトゥ副会長ら2人のFIFA理事がカタールから買収されたと報告されていたが、カタールの招致組織は即座に否定。この一連の報道によって、調査や再投票の必要性がニュースを賑わせてきたが、FIFAのブラッター会長が「再投票するというアイデアは、既に収賄疑惑を不安視している世界中で流れているが、実際に行うか否かは聞かないでくれ。段階的に進ませて欲しい」とコメントした。
FIFAの絶対的な権力者であるブラッター会長が再投票を否定しなかった事で再投票の可能性が浮上した一方で、6月1日に行われるFIFA会長選へのパフォーマンスとの見向きもあるが、ワールドカップの開催国が変更されるという事態に発展するケースはあるかもしれない。
(筆:Qoly編集部 L)