3月にお伝えした悪性腫瘍と闘病中のベティスのDFミキ・ロケについて続報をお伝えしたい。

ロケの手術費用は保険でカバーされていなかったため、ベティコとクラブが協力し、ブレスレットを販売する活動を行った。この活動はスペインのバスケットボール界やテニス協会にも支持され、価格2ユーロのブレスレットは13,000個を売り上げた。

その売り上げ金、約290万円全てがロケの手術費用に充てられることになり、ベティスはオフィシャルサイトで謝意を表明。そして今月24日、ヤヤ・トゥーレ、ロポ、グアルディオラらの執刀医でもあるDr. Enric Caceresのもとロケは手術に臨んだ。

仙腸関節から腸骨にかけての腫瘍の除去、さらに骨盤再建も行われた手術は6時間に及んだ。執刀した医師団は手術は成功したと延べ、術後の経過によるが、8~10日ほどで退院できるだろうとも話した。また、手術までの2ヶ月間に行った治療で腫瘍をかなり縮小できたということで、手術までの一連の治療方針についても満足しているとも語った。

無事手術を終えたロケだが、復帰に向けてこれから厳しいリハビリが待っていることだろう。ただ、このほどプリメーラ昇格を果たしたチームメイト達は彼のことを忘れてはいない。ロケ離脱後、チームはユニフォームの肩口に背番号26を刻み戦いを続け、モリーナとフェルナンド・ベガは「今日(手術が成功した日)はシーズンで最も重要な日だ。MUCHA FUERZA MIKI」とメッセージを送った。

プリメーラの舞台でロケとチームメイトがともに戦う日が来ることを願うばかりだ。

(筆:Qoly編集部 I)

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