宇佐美貴史がバイエルンなどから関心を持たれ、高木善朗はユトレヒトへの移籍を決めるなど、10代の日本人選手と海外の距離は著しく縮まってきているが、日本代表キャップ13を誇る山瀬功治は、この現象を好意的に捉え、若い選手は積極的に海外に出るべきだと考えているようだ。『Japan Times Online』で持論を語った。

「日本人選手たちが海外で経験を積むということは、長期的な視野に立っても、日本サッカー界にとって計り知れないほど大きいと思います。自分は、若い時にブラジルへ留学したんですけど、サッカー選手としても人間としても貴重な経験を積むことが出来ました」
「これから海外に出ていく彼らが、大きなもの得て、そして、それを日本に還元することで、この国のサッカーは発展し続けるでしょうね。自分が20歳ぐらいの頃は、海外で活躍している選手は数えられるほどで、中田英寿、中村俊輔選手ぐらいでしたが、今はまったく状況が変わりました」

最後に「おそらく、あの頃の若手と今の若手を比べると、確実に今の選手たちのほうがレベルが高い」とも語った山瀬。今や29歳となった彼が日本を代表する攻撃的MFであることには異論の余地はないだろう。だが、それと同時に、「もし、彼が若手時代から海外の最前線でプレーしていれば・・・」と思いを馳せるファンも少なくないはずだ。

(筆:Qoly編集部 T)

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