昨日、U-17ワールドカップの決勝戦が行われ、地元のメキシコがウルグアイを2-0で破り優勝。セレモニーで各賞が発表された。

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・ゴールデンボール(大会MVP) : フリオ・ゴメス/メキシコ

・シルバーボール(MVP投票2位) : ホルヘ・エスペリクエタ/メキシコ

・ブロンズボール(MVP投票3位) : カルロス・フィエロ/メキシコ

大会最優秀選手、ならびに2位、3位を地元優勝メキシコが独占。特に突出したエースがいたわけではなく、各試合でヒーローが生まれたチームならではの結果と言える。トップは準決勝ドイツ戦で、頭を裂傷し出血しながらも試合終了間際にオーバーヘッドシュートを決めたフリオ・ゴメス。全体的な貢献度から言えばエスペリクエタに劣るだろうが、印象の強さではゴメスがナンバーワンで間違いない。

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・ゴールデンシュー(大会得点王) : スレイマヌ・クリバリ/コートジボワール(9得点)

・シルバーシュー(得点ランク2位) : サメド・イェジル/ドイツ(6得点)

・ブロンズシュー(得点ランク3位) : アドリヤン/ブラジル(5得点)

得点王には4試合で9ゴールというすさまじい結果を残したスレイマヌ・クリバリが輝いた。ついに「ドログバ二世」が現れたと言われるストライカー。既にイタリアのシエナに所属しており、一説にはレアル・マドリーが狙っているという話もあるほど。身長は決して高くはないが、体が強く、ポストプレー、飛び出しをどちらもこなし、抜群のシュート精度を持っている。若くしてインパクトを残すアフリカ人選手は数多いが、こと得点数で突出する男は比較的珍しい。今後に注目して損はない逸材であろう。

得点では大きく差を付けられてしまったが、印象ではトルコの血を引くドイツのストライカー、サメド・イェジルも負けていない。準決勝、決勝で見せたように、高いシュート精度と自ら持ち込むテクニックを兼ね備えている。ルーレットや足裏など「技」を使いながらスピードに乗り、しかもそこから正確なボールを蹴る。雑なところはあるが、今現在育成に定評があるドイツの選手。期待度で言えば決してクリバリに劣らない。

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・ゴールデングローブ(最優秀GK) : ホナタン・クベロ/ウルグアイ

最優秀GKには決勝で敗れたウルグアイのクベロがノミネート。メキシコのサンチェスとは甲乙付けがたいところだろう。しかし常に安定していたことに加え、決勝でもほとんどミスが見られなかったのが受賞の要因ではないか。このほかにはドイツのブラショディモスも平均して高いレベルのプレーをしていたといえる。

ただし、インパクトという点ではカナダのキーラン・ロバーツを置いて他にない。イングランド戦では自らのキックで同点ゴールをあげた。カナダにとっては5回目の出場で初の勝ち点。守備でも、危なっかしくもピンチを防ぎ続けた。今大会一番歴史を作った選手は彼だ。

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・FIFAフェアプレー賞 : 日本代表

フェアプレー賞には日本が選出された。5試合で警告が5回(1試合平均で1枚はカナダに次いで2位)、ファウル数が41(平均8.2回は大会中最少)であった。またファウルを受けた数も少なく、ボールを動かし、ゲームを止めずにプレーしたことも評価されたようだ。

(筆:Qoly編集部 K)

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