2011年7月13日(水) - フランクフルト・スタジアム
Japan
3
1-1
2-0
1
Sweden
川澄

川澄
19'
60'
64'
得点者
10'


エクヴィスト




スウェーデンとの準決勝に臨んだ日本代表。ミスから先制点を許したものの立ち直り、自分たちの強みを生かし弱みを隠すサッカーで優勢を保った。すかさず得点を取り返し、後半にも2点を追加。ファイナルへの進出を決め、2位以内を確定させた。

試合開始から10分、ボールを保持して徐々にエンジンをかけていた最中に、澤が岩清水に流した横パスをエクヴィストに掻っ攫われるミスが起こる。これで失点を受け、あまり良くない立ち上がりになってしまった。

しかしそれから間もない18分、同点に追いつくことに成功する。岩清水の縦パスを中央で収めた大野が左に展開。宮間がクロスに持ち込み、ファーに飛び込んだ川澄がシュート。DFにマークされて当てただけになったが、GKの予測を上手く外した格好でゴールに決まった。

さらに後半は疲弊が目立ち始めた相手に対して、さらに攻勢をかける。60分にはついに逆転を達成。右サイドの奥に進出した近賀が仕掛けて戻し、フリーになった大野がクロス。一度弾かれたところをバイタルエリアで川澄が拾って左に展開、さらに鮫島がクロスを送り、GKが弾ききれなかったところを澤が詰めた。

また64分にも得点を追加。宮間が左サイドから素早く裏にボールを入れ、安藤が反応して飛び出し。前に出てきたキーパーがクリアしたボールを川澄が拾い、すかさず無人のゴールにロングシュートを決めた。

最初にミスから失点はしたが、守備も全体的に安定していた。クロスで押し込まれるのを嫌い、ボランチがいれば縦を切って中に展開させパス回しを誘った。また攻撃が機能していたことで前半の半ばからはシェリーンとシェグランの縦の関係を断絶させて孤立させることに成功し、中盤との連携を作らせなかった。

今大会初めてスタメンに起用された川澄は機動力で相手ディフェンスを攪乱。スウェーデンは前にボールが収まらない上に裏を突かれるため全体が間延びしてスペースを作り出し、鮫島や近賀のオーバーラップに対応する能力を失っていた。

(筆:Qoly編集部 K)

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