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昨シーズンのセグンダを制し、プリメーラ昇格を果たしたベティス。そのベティスで選手、ファンから愛されたひとりのサイコロジスト(所謂メンタルトレーナー、心理学の専門家)の去就が密かに話題になっていた。

彼女の名はパトリシア・ラミレス(Patricia Ramirez)。臨床心理学と保健学の専門家であるパトリシアはグラナダ大学で臨床心理学の博士号を修めたあと10年に渡ってスポーツ心理学の分野に身を置いてきた。

その手腕は高く評価されており、今年6月末にベティスとの契約切れとなると、アトレティコの新監督マンサーノから直々にヘッドハンティングを受けた。パトリシアとマンサーノはマジョルカで5年に渡って仕事をともにした間柄で、マンサーノがアトレティコの監督に就任するにあたって最初に要求したのがサイコロジストに彼女を起用することだったという。

この魅力的なオファーに思い悩んだパトリシアだが、残留を願う多くのメッセージをベティコから受けたこともあってもう1年残留することを決めたようだ。

「昨シーズンのラストマッチでイリ(ネイ)、イシドロ、そしてルベン(カストロ)に抱き締められたあの写真を見るたびに、世界が止まってしまうような魔法のような瞬間を思い出します。」

「アトレティコからは何度もメッセージを貰いました。(けれど)自分の仕事がこんなに評価されているとは思いもしませんでした、ベティコからこんなにも愛されているなんて。それは重要なことだと思いました。私の居場所はここです」

「私は私が愛する選手たちとともにいることができて幸せです。私は(クラブの)管理・指導、そしてコーチングスタッフも素晴らしいこのクラブとともにいることができて幸せです」

このように語ったパトリシアがお馴染みのライムグリーンのTシャツに身を包み、時に激しく時に熱くチームを鼓舞する姿を今シーズンもベニート・ビジャマリンで見ることができそうだ。


【ベティコへの感謝を述べたパトリシアのTweet】

英訳=Thank you all for the emails, I'll giving you my personal thanks. With some stories puts you goosebumps. a kiss

(筆:Qoly編集部 I)

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